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友人に伝えて欲しい!実は恐ろしいSNSに潜む5つ危険

SNSによる炎上騒ぎが日増しに増えている昨今。私たちはどうやってSNSと向き合っていけばいいでしょうか。

……なんて言葉から始めましたが、実のところ私はそんなに意識をしているわけではありません。ただ少し、情報発信に伴う危険を意識しているだけなんです。

では何故これだけSNSでの問題が頻発するのでしょうか。それは、SNSというツールが日常に溶け込んだ結果、どういう危険性をはらんでいるかを意識できないのが原因だと言えるでしょう。

そこで今回は、SNSを利用するにあたって気をつけておかなければならない事を、改めてお伝えしようと思います。

私のブログを定期的に読んでくださっているあなたであれば、ITに関するリテラシーは人並み以上あり、SNSの危険性について今更私が口弁を垂れる必要はないかもしれません。

ですので今回のこの記事は、ぜひとも周りの友人方に伝えて欲しい。特に『日常にスマホが溶け込んでいる人』ほど、改めて意識を高く持たなくてはなりません。何故なら、SNSという存在が当たり前になっているために、コインの裏側に潜む危険性を意識していない可能性が高いからです。

SNSは扱いを一歩間違えると、非常に危険なツールです。現代においては、『情報がもたらす影響力』はそれほどまでに強くなっているのです。

SNSに潜む5つの危険性

1.全世界発信である怖さ

Twitterを始めとするSNSは、基本的には全世界に向けて発信されます。

いま私は新幹線の中で文章を書いていますが、私の隣に座っているサラリーマンでも、私の後ろにいる主婦でも、SNSでの私の発言を見られます。しかも、そんなに苦労しないで。

「壁に耳あり障子に目あり」と昔言葉にありますが、今の時代では誰でもカンタンに他人の言動を観察することができます。

あたなの一言一句・一挙手一投足は、特定の誰かに届けているわけではなく、全世界の人間に対して発信していることを改めて認識しましょう。

泉に投げ入れた小石は、とても小さな波紋しか作れないかもしれません。しかし、その波がやがて大きくなり、はるか水平線の先で津波を起こす危険性があることを、忘れてはならないんです。

2.位置情報はプライベートを脅かす

TwitterやFacebookでの投稿は、設定によっては自分の現在地を知らせることができます。

それはもしかしたら、友人に対して「今ここにいるんだよ〜」と伝えたいだけだったかもしれません。ですが同時に、全世界の人間に対して「私はここにいるんです」と発表しているのと同じ。

これが旅行先であれば、まだ救いようがあります。ですが、「夕食なう」なんてツイートに位置情報が付いていたら、それは「私の家はここにあります」と公言しているのと大差ありません。

もしかしたら、いきなり見ず知らずの人が、あなたを訪ねて家の呼び鈴を鳴らしてくるかもしれません。

3.写真は情報の宝庫

写真というのも、無意識に投稿するには危険過ぎるツールです。

上述の位置情報と一緒に「愛犬の寝顔」なんてツイートをすれば、それは自分の家の住所を見ず知らずの他人に教えているようなもの。また、何度も同じレイアウトの写真を投稿すれば、あなたの活動範囲や生活圏を特定する材料となります。

「家の窓からの風景なんて、誰も分かりやしないよ」なんて思うかもしれません。ですが、写真一枚から居場所を突き止めるなんてことは、不可能ではないんです。

写真は目で見られる情報。それは言葉以上に、あなたに関する情報を発信しています。あなたにとっては何気ない写真でも、ある人にとってはあなたの人生を容易に破壊できるほどの情報かもしれません。

4.友人の情報は関係崩壊の元

もし仮に、SNSが原因で問題が起こったとして、それがあなただけの問題であれば結構です。ですが、友人を巻き込んであげないでください。

あなたが「今日は◯◯ちゃんとデート」とツイートしたら、それはあなただけの問題ではなく、◯◯ちゃんの生活圏にも影響を及ぼします。

仮にその子の彼氏がそのツイートを見たら、浮気だと勘違いするかもしれません。それが原因で別れたとして、あなたは責任を取れるでしょうか。

冷蔵庫に入った人と、それをツイートした人。この二人が違う人なのであれば、『冷蔵庫に入った人の人生を破壊したのは、写真をツイートした人』という複雑な人間ドラマの幕開けになるんです。

5.疑わしきは非難

SNSでは、100の情報のうちの10を切り出して発信しています。発信した本人には、そこに至った経緯や背景があるかもしれません。しかし、受け取り手には関係のない話なんです。

例えば『バイト先で、冷蔵庫の奥の方にしまってあるソーセージを取り出そうとしている絵面』を写真に収めて、それをツイートしてみて下さい。今のこの状況であれば、またも業務停止・損害賠償の対象になり得るでしょう。

あなた一人が後から言い訳をしても、情報は虚しく邁進するだけ。切り出された『バイト先の冷蔵庫に入った』という事実だけが突き進みます。

法律では『疑わしきは罰せず』を原則としています。しかし、人の興味や好奇心の原則は『疑わしきは非難』なのです。

『スイカ畑で靴紐を結ぶな』『ぶどう畑で帽子を直すな』と、そういうことです。

あとがき

SNSを使うことが危険なのではありません。自分の生き方や道徳が真っ当であればあるほど、SNSでの危険度は低くなります。

しかし、『一歩間違えれば人生を狂わせるほどの影響力がある』というのも、決して忘れてはいけません。情報とは、それほどまでに強い力を持っているんです。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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