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妻が夫に手伝ってもらいたい家事・子育ては料理ではなく完結だった

先日「妻から見て、夫の家事がいつも物足りないのは、タスクへの認識が違うから。夫が点で、妻が線で捉えるから」という主旨の記事を書きました。

書いたのはいいのですが、ちょっと自分の中でも表現しきれていないなぁと感じていまして。言いたいことは言ったのですが、伝わっていないような——。なんとも不完全燃焼な感じで。

そんな中で出会ったのが以下の記事。私が言いたかったことがよりわかりやすく、腹の中にスッと落ちる感じがしたのです。

妻が求めていたのは「料理」ではなく「完結」だった

参考記事より。家事シェア講座で「パパチーム」と「ママチーム」の2つにわけ、それぞれの意見を求めたのだそう。

内容は、

パパサイド:自分がもうちょっとやった方がいいだろうなと思っている家事・育児
ママサイド:夫にもうちょっとやってもらえたら助かると思っている家事・育児

というもの。

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パパチームは料理と答えるも……

パパチームのディスカッションの結果は「料理」だったとのこと。

これ、すっごくわかります。私も「今日、夕食は外で食べて帰ろうか?」と提案することがよくあります。

「少しでも妻の負担を減らしたい」→「家事の中で負担が高そうなものを、一時的にでも減らしてあげよう」→「いっつも献立に悩んでるし、時間もかかる!よしっ!料理だ!」

という思考回路の結果、夕食の負担をなくしてあげたいと思うのです。

——しかし。妻からの回答の多くはこうです。

「いいよーお金もったいないから」
「一人分作るも、二人分作るも同じだから」

ママチームが望んだのは「完結」だった

しかしそのディスカッションの意見は、夫と妻でまったく違う結果となったのです。

ママチームが望んだものは「完結」。

そう。何をして欲しいということではなく、やりきって欲しいということなのです。

食器洗いをしたなら、洗いっぱなしではなく食器を片付けるところまで。
掃除をしたなら、掃除機の中のゴミをまとめて捨てるところまで。
洗濯物を取り込むなら、たたんでタンスにしまうところまで。
ゴミをまとめるなら、おむつや排水口の生ごみをまとめるところまで。

ひとつひとつの家事を手伝ってもらったとしても、完結しなければケツを拭くのは妻であります。依頼をしたことの完結してもらえなければ、意識をそっちに持っていかれます。心休まる暇がありません。

こうやって文章で書いているときは、考えおよぶんですけどね。家にいるときはどうしてそこまで気を回してあげられないのでしょうか。

——その理由、実はちょっとわかります。

妻のほうが視野が広く、先々まで見えている

考えているんです。後先の事を考えて、完結できるように心がけてはいるんです。

しかし、妻が考えているボリュームに比べたら足元にも及ばないのです。私が100だと思っていたことが、妻にとっては10ぐらいでしかない。

その結果、私が100%完結させたと思っていても、妻にとってはまだ途中。結局は尻拭いをやらなければならないのです。

こういうとき、妻は偉大だなぁとよく思います。子どもや家のことを先々まで想像して、先読みし、手を打っていく。まぁだからこそ、いつも考えてばっかりでストレスをかけさせてしまっているのですが——。

結局、夫が線だと思っていたものも、妻にとっては点でしかない。そういうケースが多いのが、すれ違いの原因のひとつになるのではないでしょうか。

解決の糸口は聞くこと

解決するためには、やっぱりコミュニケーションでしょうね。

依頼されたことに対して「了解!ちなみに、具体的に何したらいい?どこまでやったらいいかな?」と聞いてしまうのがいいと思います。

頭ごなしに「これだけやっておけばいいでしょ」とするのではなく、タスクの大きさ・塊をお互いにすり合わせることが大切になりそうです。

執筆後記

ちなみに、今回ご紹介した記事に辿り着いたキッカケは、もともとは以下の記事を読んでいてのことでした。

私が大好きな「ムーチョさん」の記事。カタルエという「専業主が漫画でブログを書いています。その内容に共感と学びが多いので、私の大好きなブログなのです。

  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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