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【Teclast T40 Plus 完全レビュー】あらゆる面で "超ド良い" タブレット

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今回は中国のオンラインストア「Banggood」から、Teclast社の最新タブレット「T40 Plus」ご提供いただきましたので、その使用感をレビューします。

忖度なし。製品の特徴と魅力について、私の率直な感想をお伝えできればと思います。

「Teclast T40 Plus」の概要と特徴

まず最初に「Teclast T40 Plus」の概要についてご紹介。カタログスペックを確認しつつ、その特徴を確認してみましょう。

「Teclast」はどんなメーカー?

「Teclast」は中国の広州コウシュウ市に本社を構える家電メーカー。

タブレットが代表的なプロダクトですが、パソコンの販売もしています。Amazonで「Teclast」と検索すれば、多種多様なAndroidタブレットが確認できます。

「Teclast」では、おおよそ2万〜3万円程度のミドルクラスのタブレットをメインで展開。

中国製のタブレットは「安かろう悪かろう」という評価になることも少なくないですが、「Teclast」製に関する評価は、Twitterや商品レビューを見渡した限り、満足の声が多く見受けられる印象でした。

「 T40 Plus」の内部スペック

そんな「Teclast」の最新タブレットが「T40 Plus」です。

TECLASTのタブレットは主に3タイプ。Tがハイエンド、Mがミドル、Pがローエンドシリーズとなっていて、「T40 Plus」はハイエンドタイプとなっています。

製品スペック

  • プロセッサ:UNISOC T618 8コア 2.0GHz
  • GPU:Mali G52-3EE-2コア
  • OS:Android 11
  • ストレージ:8GB/128GB +512GB 拡張ストレージ
  • ディスプレイ:10.4インチ 2000×1200 FHD IPS 液晶
  • タッチパネル:10点マルチタッチスクリーン(フルラミネーション )
  • 無線LAN:WIFI 802.11a/b/g/n/ac +Bluetooth 5.0+GPS
  • カメラ:8.0MPリアカメラと5.0MPフロントカメラ
  • イヤホン:3.5mm ステレオミニジャック
  • USB:USB-TypeC × 1(電源:5V/2.5A)
  • バッテリー:6600mAh
  • スピーカー:内蔵 × 4個

液晶は、10.4インチ フルHDで、IPS液晶を採用。解像度「2000 x 1200」。ベゼル(画面の周りの枠)がなく、タブレット全体が液晶になっています。

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液晶タイプは主に「TN」「VA」「IPS」という3つに分類される。

IPS液晶の特徴は、優れた視野角と色再現度が高い点。コストがやや高いが、どの角度からでも綺麗に見えるので、イラスト・写真編集・映像鑑賞に適している。

CPUは「UNISOC T618 8コア 2.0 GHz」。メモリは8GBで、ストレージは128GBとなっています。

「 T40 Plus」の外観スペック

縦横のサイズは「248mm × 157mm」。画面サイズが10.4インチなので、iPad Air と同じぐらいの大きさです。ただ、タテの長さはほぼ同じぐらいですが、横幅が少し細くスリムです。

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厚みは7.8mmで、凹凸のないフラットな筐体。iPad Air が6.1mmなので、こちらのほうが多少厚みがありますが、それでも十分な薄さです。

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イヤホンジャックは有り。充電端子はUSB Type-C。スピーカーは4口あり、その他には電源ボタンと音量ボタンがあります。

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フロントとバックにそれぞれカメラが付いています。背面のカメラはiPhoneなどと同様に、すこし出っ張る形になってしまいます。

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「Teclast T40 Plus」の使用感レビュー

それではここからは、実際に私が使用してみて感じた、率直な感想と意見をお話しします。

満足しているポイント

まず満足しているのがサイズ感。私は普段 iPad(第7世代)を愛用していて、カタログスペックでいえば同等程度なのですが、横幅が細くなっている分だけコンパクトに感じます。

そのため、日常生活の中で「ひょいっ」と拾い上げやすい。
この「ちょっとした合間で手に取りやすい」ってとても重要なんです。

片手で持ったり、軽いスクロール操作ができるギリギリのサイズってところがまた、個人的にうれしいポイントでした。

Webサーフィンや動画視聴は、これぐらいのサイズが丁度いいですね。小さすぎず、大きすぎず、本当に超ド良いサイズ感です。

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漫画や活字を読むにも、非常にバランスのいいサイズ感。動作についても、変にカクついたりせず、スムーズに動きます。

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本を読んだり、動画や映画を観るために、余計なストレスがない。手軽で気軽に使えるってところが最高でした。

性能についても申し分ありません。ためしに「PUBG」や「Sky 星を紡ぐ子どもたち」をプレイしてみたが、画質やFPSを下げれば、問題なくプレイできました。

正直な話、残念に感じたポイント

これはデバイスの問題か、はたまたAndroidというOSの問題なのか、ちょっとわからないのですが、Appleの製品ばかりを使ってきた私からすると、タッチしてから反応までのタイムライグに少し違和感を感じています。

おそらく0.3秒ぐらいの、ほんの僅かな差なんだと思いますが、触ってから動きがあるまでに「ッツ」という引っかかる感覚があります。これがちょっと気持ち悪かったりします。

あと、画質についても過信しないほうがいいかもです。iPhoneやiPadのRetinaディスプレイに慣れているせいか、発色や鮮明さについて、そこまで美しいとは感じませんでした。なんというか、普通な印象です。

そして最後に、これは私が手にした個体が良くなかったのかもしれませんが、不具合が2つほど。

ひとつはディスプレイに気泡が混じっていました。普段使っている中ではあまり気になりませんが、ディスプレイをオフにした真っ暗な画面だと目立ってしまいます。

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もうひとつは、使いはじめて一週間ぐらいで、ディスプレイに一本の線が入るようになってしまいました。そんなに激しく使ったわけではないので、初期不良かと思いますが……。

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「Teclast T40 Plus」はこんな人におすすめ

カタログスペックは非常に良いのですが、実際に手にとってみると、割と「普通」な印象です。

「普通」というのは、別に悪いことではありません。パフォーマンスや画質について不満がなく、比較的ライトな使用用途であれば必要十分です。

なので「読書」「映画鑑賞」「ネットサーフィン」「SNS」といった使い方がメインで、「スマホだとちょっと画面が小さくて不便を感じるから、もうちょっとだけ大きな画面が欲しい」という使い方なら満足できると思います。

一方で「期待以上の驚き」はあまり得られないかもしれません。値段相応のパフォーマンスかなと思いますので、過度に期待して購入すると、すこしがっかり感があるかもしれません。

個人的には、このサイズのタブレットは非常に使い勝手が良く、取り回しやすいので気に入ってますね。
日常の中で「あっ。スマホだとちょっと画面ちっちゃくて嫌だなぁ」と思う場面が多いので、意外と重宝しています。

それでは、今日はこのあたりで。

  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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