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変化は一度に起こすものにあらず。イチローから学ぶ”改善”のイロハ。

ごきげんよう。ばんか(@bamka_t)です。

何か自分に不満がある。変化を起こしたい。そんなとき、いっぺんに全てを変えてはいけません。

何故か。

それは、野球選手であるイチローがインタビューで話した言葉に集約されています。

イチローが一球ごとにおこなう儀式 ―頭の上で時計まわりにバットをまわし、右腕をまっすぐピッチャーに向け、左腕をのばし、肘を曲げて右肩にさわると同時にユニフォームを引っぱり、その姿勢を保ち、やがてその手をはなしてバットを構える― の目的について説明を求められたのに対して、彼は答えた。
「ふしぎに思う人もいるだろうけど、何らかの方法がうまくいくとしたら、それを変える必要はないと思います。」
Via: イチローUSA語録

つまり、良いところを残し、悪いところを変える。これが、”改善”のコツです。

ではそのために何が必要か。それは、原因結果。それを分析するための記録です。

原因と結果。それを分析するための記録

少し話しが脱線しますが、最近当ブログで文字化けの報告を頂いております。ご迷惑をおかけしてすみませんが、現在修復に尽力しておりますので、今しばらくお時間頂ければ幸いです。

さて。私みたいな素人がHTMLをいじるのは、それはつまりトライ&エラーを意味します。

一発でバシッと決まるわけもなく、「あーでもないこーでもない」と悪戦苦闘するしかないのです。

そんな時に便利なのが「記録」。

自分が前回、どこまで書き換えたのか。何をどうしたのか。そのBefore / Afterを残しておくと、次に修正しなければいけない部分がわかります。

変えた部分がわかるから、結果の変化がわかる。原因がわかるからこそ、自分の望む結果が得られなかったときに、変えるべき欠点がわかるんです。

「これをやったから失敗した。なら、ここは変えずに、次はこっちを書き換えよう」と、記録があるからこそ初めて判断できます。

つまり、原因と結果。それを分析するために”記録”が必要なのです。

記録がないと困ってしまう

逆に、記録がなければ、自分が元いた場所に戻ることができません。

最初のトライで成功すればいいです。しかし、素人には失敗がつきもの。一度で上手くいくことはほとんどありません。

そのとき、その失敗が意味することは、トライしたことがクリティカルな原因ではなかったという事です。であれば、トライする前の状態に戻って、改めて原因を探らなければいけません。

記録がないと、ここで立ち戻ることができないのです。

「これをトライしたけどダメだった。じゃあ原因はココじゃなかったんだな。・・・記録がないから元に戻せないや。どうしよう・・・」となるわけです。

仕事でも同じことが言える

これは、私が商社の営業として活動していたときも、最も重要に感じていたことです。

お客さんに紹介した商品が、必ずともお客様のニーズに合うとは限りません。むしろ一発で採用になることは少なく、サンプルを何度も提出し、お客さんでテストを繰り返した先に採用があります。

この時、記録がないと先に進めない。

「なんのサンプルを出したか」「何でダメだったか」「自分はどういう紹介の仕方をしたか」などなど、過去の記録を元にしなければ、次の提案なんかはできないのです。

だから私は、商社の活動中も、電話一本逃さずにすべてEvernoteに記録していました。

相手から聞いた内容はもちろん、自分が話した内容まで記録しています。でなければ、商品の提案ができないばかりか、トラブルの原因にさえなってしまうのです。

記録なんて二分あればできます。小さな事でも、記録を取ることが重要。どんなに面倒だと感じても、二分の手間を惜しんではいけません。

特に、自分が起こしたアクションについてはシッカリと記録しておきましょう。でないと、例えば仕事であれば「言った言わない」の水掛け論の原因になってしまいますので。

参考リンク

▼イチローの”変化”に対する姿勢がよくわかります。
【1日3分トーク術】イチロー特集2:変える為には変えてはいけない|セミナー構築アドバイザー水野浩志のオリジナルセミナー構築ノウハウ・ドゥハウ

▼冒頭の引用元の書籍です。名言がいっぱいで、かなり刺激になります。

あとがき:イチローは原因にストイック

イチローほど、原因に対してストイックな方はいないと思います。それは、彼の言葉の節々から感じられます。

やってみて「ダメだ」とわかったことと、はじめから「ダメだ」と言われたことは違います。

長く続く強い発見は、凡打をして、その凡打の理由がわかったときなのです。

どうやってヒットを打ったのかが問題です。たまたまでたヒットでは、なにも得られません。

これらすべて、イチローの言葉です。

自分の中でなにかを変化させようとするなら、原因を見定め、そして新しい変化を起こす必要があるのですね。

最後になりましたが、先日から、当ブログでの文字化け問題では、ご迷惑をおかけしており申し訳ありません。また、ご報告くださった皆様、本当にありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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