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えばつく@3:Evernoteの[ノート][ノートブック][タグ]の考え方と使い分け。

えばつくの第3回。今回はEvernoteの機能と、その考え方についてお話しします。

Evernoteを使うにあたって、「ノート」「ノートブック」「タグ」という、大きく3つの機能について理解しておく必要があります。

と言うのも、これをちゃんと考えずに「みんながやってることを真似してみる」と、失敗します。あとあと全く整理が追いつかなくなり、なんだか分からないうちに「どこに何のメモがあるか分からない」っていう自体が起こります。

ですので最初の段階で、これら3つの機能についてシッカリと理解しておきましょう。

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ノートとは

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ノートとは、Evernoteにおいてはメモを取っておく紙のような役割を持ちます。

ノートにはテキストを書き込むだけでなく、色々な物を貼っておくことができます。例えば、PDFファイル・写真・Excelなどのファイルデータ・URLリンクなどなど。

ノートブックとは

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ノートブックとは、ノートをまとめておく冊子だと考えてください。上述のノート一枚一枚をまとめておくのが、ノートブックの役割です。

ノートブックは自由に増やすことができます。10冊でも20冊でも、好きなだけ作れます。

また、ノートブックの中にノートブックを作成することもできます。これも知っておくと便利なので、覚えておきましょう。

タグとは

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タグとは、ノートに付けておく付箋紙のようなものです。

タグを付ける目的は、作ったノートの中から同じ属性のノートをだけを引き出しやすくするため。例えば、ウェブクリップとか自分のアイデアを別々のノートブックに保存していても、「Evernote」という共通のタグで引っ張ってくるためです。

ノートブック / ノート / タグの考え方

これら3つの機能を理解するのに、一番カンタンなのはルーズリーフです。学生の頃に大変お世話になったあのルーズリーフと、大きな違いはありません。

名称未設定

よく「ノートブックとタグの使い分けがわからない」と話を聞きます。そうならないためには、ルーズリーフをイメージするといいでしょう。

その特徴として、

 1.ひとつのノートを、複数のファイルに挟むことができない。
  (ひとつのノートを、複数のノートブックに入れられない)

 2.ひとつのノートに、付箋紙は複数つけられる。
  (ひとつのノートに、タグは複数つけられる)

このような点があげられます。

また、ルーズリーフでファイルを別々にするのは、「数学」「国語」などの教科でわけたかと思います。Evernoteでも結局は同じで、「家計簿」「パーソナルデータ」「レシピ集」など、共通する話題・ジャンルでわければOK。

この辺りから人によって分け方が変わってくるので、迷われてしまうかもしれません。

ですが、いきなり数多くのノートブックを作ろうとしないでください。まずは、ひとつのノートブックに色々入れてみて、「これは同じファイルにまとめておこう」と思えたら、そこで初めてノートブックを作ってください。

Evernoteで行う作業

Evernoteで行う作業も、ルーズリーフで行う作業と違いはあまりありません。

ルーズリーフであれば、「ノートを書き」→「付箋紙を貼り」→「ファイルに挟む」の3ステップ。

Evernoteであれば、「ノートを作り」→「タグを付け」→「ノートブックに入れる」の3ステップです。

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ノートとルーズリーフの違い

ルーズリーフに写真やメモを貼れるように、Evernoteのノートにも写真やファイルを貼り付けることができます。

また、ルーズリーフとの違いは、機械的に検索をかけて目的のノートを探し出せることにあります。

キーワードで検索するだけでなく、「Evernoteというタグが付いたノート」とか「PDFファイルを貼りつけたノート」とか「一年前に作ったノート」とか、そういう検索ができるのがEvernoteの強い所。ルーズリーフにない強みです。

タグと付箋紙の違い

タグも付箋紙も、共通の属性を引き出すときに便利です。

「テストに出る所」に付箋紙を貼ったのは、試験勉強をするときに「テストで出る重要な部分」を抜き出すため。

Evernoteのタグも同じで、ノートブックの中でも「とりわけEvernoteの話題だけを取り出したい」と思うから、タグを付けるんです。

ですから、タグと付箋紙にはあまり大きな違いはないかもしれないですね。あるとすれば、タグは無限大に作成可能というところでしょうか。

ノートブックとファイルの違い

先ほど行った通り、ファイルもノートブックも「共通の話題をまとめておく」という機能は同じです。

違いと言えば「ノートブックの中にノートブックを入れられる」という点でしょうか。

ただこれは「授業ノート」というファイルの中に「数学・国語・理科」など教科で仕切りを作ることと同じです。

そういう意味では、ノートブックとファイルには大きな違いはあまりないと言えるでしょう。

Evernoteのはじめの一歩

「Evernoteのアカウントを取ったけど、何をしていいか分からない」・・・「から、とりあえず皆が作ってるようなノートブックを揃えてみる」は止めてください。

きっと、私とあなたでは、必要なノートブックが違うのです。

例えば、私が私大を目指していたら「3教科のノートブック」が必要です。でもあなたが国公立を目指していたら、それ以上のノートブックが必要でしょう。

なので、順番として「ノートブックを作る」ことから始めないことをオススメします。

まずは「ノートを書く」ことが最優先。日常のアイデアでも日記でも、気になった画像でも。なんでもいいですが、ノートを作ってから必要なノートブックを作るようにしましょう。

まとめ

◆Evernoteには、ノート / ノートブック / タグ の3つ機能がある。

◆これらを理解するには、ルーズリーフを思い浮かべてくれればOK。

◆まずはノートを作り、必要に応じてノートブックを作成する。

ただ、頭で考えていてもよくわからない部分も多いです。なので、とりあえずやってみながら考えましょうか。

あまり難しく考えないようにしましょう。Evernoteって、ただのメモ帳なんですから。




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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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