あなたの毎日の何気ないツイート。これが原因で、他人に自宅の場所が知られているかもしれません。
昨日、HAYA技のHAYAさんがこんな記事を上げていました。TwitterのGPS機能への注意喚起です。
要注意かも!?GPS機能によるtwitterの位置情報でプライバシーがダダ漏れ | HAYA技
事の発端はこのウェブサービス。はてブのホットエントリーにも上がっていたので、丁度私も気になっているところでした。
別にウェブサービスの是非を問うてるわけではありません。これはこれで便利なサービスだと素直に思います。使い方によっては面白そうですしね。
ですが、道具というのは使い様。使い方ひとつで、傷薬にも刃物にもなります。
そして、このウェブサービスを含め、Twitterというのは充分に刃物になり得るのです。
Twitterでは、そのツイートの発信場所を通知するか否かを選択できます。こんな感じに。
これが便利なときもありますが、あまり不用意に使用していると、自分の自宅がバレてしまう恐れもあります。
そこで今回は、「こんなツイートをする時は位置情報を付けずにツイートしよう!」というものを集めてみました。
みなさんも、お気をつけを。
ペットの写真
一番多いかなぁと考えられるのは、ペットの写真をツイートするとき。ペットに限らず、家族とのアレコレをツイートする時は要注意です。
家族と一緒にいる。と言うことは、そこが基本的には自分の家ということ。ですので、位置情報と一緒にツイートすると、そこが住処と分かってしまいます。
自分の可愛い相棒をみんなに披露したい気持ちはわかりますが、ツイートする瞬間は冷静に。
一緒にツイートしてはいけないキーワード
上記の理由と同じく、位置情報と一緒にツイートしてはいけないキーワードがいくつかあります。
例えば、「最寄り」「ただいま」「帰宅」「起床」「おはよう」「おやすみ」などなど。
自分が家に着いた、もしくは自分が家にいることを悟られるようなキーワードは要注意です。そんなツイートをする時は、位置情報を発信しないようにしましょう。
外部サービスとの連携
Twitterで位置情報を付与しなくても、他のウェブサービスと連携することで自宅が分かる可能性もあります。
例えば、Foursquare。あるスポットにチェックインするのを楽しむサービスですが、これも使い方に要注意。
ある人が、あるコンビニで頻繁にチェックインしているとします。となればそのコンビニは、その人の自宅か勤務先の最寄りのコンビニという推測ができます。
また、例えばInstagram。最近のアップデートで、Instagramにフォトマップという機能が付きました。これは、撮った写真の場所を地図上にまとめたものです。
この写真で、犬や猫の写真、室内の風景が複数枚、明らかにデスクトップ型のパソコンが写っている写真があったら、それが自宅だと推測がつきます。
単体でも気をつけて使わないと危ないウェブサービスですが、Twitterとの連携には細心の注意を払いましょう。
自分だけじゃない。友人のツイートもチェック。
自分がいくら気をつけていても、自分の友人がツイートしていたら意味がありません。
例えば友人が、「いまbamka_tくんの家なーう」なんてツイートを位置情報付きでした場合、私の自宅がもろバレしてしまうわけです。
ITリテラシーが高い友人であれば安心できますが、ちょっとTwitterをかじっている程度の友人であれば、一声かけておいたほうが無難でしょう。
ランニングコース
最近の流行りか、自分のランニングコースを記録している方も多いようですね。素晴らしい。
ですが、その結果は心にとめておいた方がいいかもしれません。少なくとも一般大衆に向けて「今日も走ったぜー」とランニングコースを晒すのはオススメしません。
ランニングコースって、要は走ったところですよね。走れる距離なんてたかが知れてますので、その周辺が家だと推測できます。
加えて、3回か4回ぐらい違うコースを見せられれば、大方の自宅場所なんかは割り出せてしまいそうです。注意しましょう。
あとがき
こういう言い方はあまり好ましくないかもしれません。ですが、あえて言わせてもらいます。
世の中には、何を考えているのか分からない人もいます。人を落とし入れたり、不幸にすることを生きがいにしている人だって、0ではないでしょう。
すべての人が "良い人" である保証はどこにもありません。ですので、「そういう人がいる」ことを前提に立ち居振る舞いをすることが大切だと私は思います。
自宅の場所が分かったからと言って、何をされるわけではありません。ですが、何かをされる可能性も含んでいると言う事を、常に頭に入れておきましょう。