寒い時期になると、猫は暖を求めて車のエンジンルームに入り込むんです。嘘みたいな本当の話。
私は車を持っていないので、にわかに信じられない話でした。でも実際にこのような事故は毎年発生しているというのです。
これは猫好きな私として見逃せない。ぜひとも啓蒙したいと思い立ち、このような記事を書いたのです。
単純な気配りで防げる事故がある
車のエンジンルーム。多くの車の場合ボンネットの中に当たる部分ですが、実はここに猫が潜り込んで暖を取る場合があるとのこと。
しかも車の持ち主はその事実を知ることができず、悲しい事故が毎年起こっているのだと言います。
@mukurozeus 聞いた話だと車の整備士さんが点検時にエンジンルームで焼死体で見つかる猫ちゃんもたまにいるんだとか…猫は自力でボンネット開けることが出来ないので少しでも減るといいなぁ。野良ちゃんは音に敏感なので高確率で逃げるのです。#猫バンバン
— かなはち@春コミ【西2S39a】 (@mukurozeus) 2016, 1月 31
父が車の整備士なんだけど、エンジンルームで亡くなった猫の後始末を何度かやったって言ってたな。悲惨よ。 https://t.co/Z4Lu59qkKr
— とんもこ@残念なBBA (@tonmoko0207) 2016, 1月 30
ディーラー整備士の頃の辛い出来事。
客の車のエンジンルームに猫が入り込んでファンベルトで切断された。エンジンルームから破片をかき集めて業者に処理を依頼。
エンジンルームからは大量の血が流れ出て.....
苦痛に驚いたままの猫の顔。
経験しないと分からないだろうな。#猫バンバン— ゆう@⊿307 (@yuichi306jp) 2016, 1月 26
Twitterのコメントを拾ってみたのですが、目を背けたくなるような現実。悲しい事故。
この類の事故はエンジンルームに限ったことではありません。車体の下やタイヤの上に潜り込んでいる猫だっているのです。
なにが悲しいかって、この事故は本当にカンタンなたったひとつの気配りで防げたという点なのです。ちょっとした一手間で命を救えるんです。
それが猫バンバン!
ボンネットをバンバンと手で叩くんです。野良猫は特に音に敏感になっているので、ボンネットをバンバンと叩いて大きな音を出すと高確率で逃げんるんだそうです。
もっと用心深くするならボンネットを開けてみたり、エンジンをかける前にクラクションを鳴らすなどの対応をするといいでしょう。
日産が猫バンバンを動画で呼びかける
世界の日産がこの悲しい事故を未然に防ぐために「猫バンバンプロジェクト」を立ち上げています。
心揺さぶられる動画もあるので、ぜひ見てください。愛くるしい猫の動画ですが、その内容は心打たれるものがあります。
#猫バンバン プロジェクトに大きな反響とたくさんの応援をありがとうございます。プロジェクトに賛同してくださった皆さま、そして実際にクルマに猫が入り込んだ経験をされた皆さまから動画素材をご提供いただき、ムービーを作りました。このムービーを通じ...
Posted by Nissan on 2016年2月15日
この動画を最初見たとき、こんな啓蒙メッセージが込められているとは知りませんでした。いつもどおりの和み系動物ムービーかと思ったのに、ドキッと気づかされてしまいました。
何かあってからでは遅いのです。尊い命が犠牲になる悲しさはもちろんですが、事故後の清掃や処理をするだけでも膨大な時間と費用がかかります。精神的にも金銭的にも大きなダメージになるのがこの事故の特徴。
TwitterやFacebookでも定期的に話題になる猫バンバンプロジェクト。事故がなくなるその日まで、定期的に話題を持ちだしては気づきを与えていけたらいいなと思います。
車を動かすその前に、忘れず猫バンバンしてください。約束ですよ。この記事を読んだからには必ず守っていただきたいです。