iPhoneでゲームをやっているとき、急に画面が暗くなってしまって困ることはありませんか?
画面の明るさ自動調整をオフにしていても、突然画面が一段回暗くなってしまう。そんなトラブルです。
これはiPhoneが熱を帯びたときに起こる現象。残念ながらiPhoneを正常に動かしつづけるために必要な機能で、設定からオフにすることができないのです。
iPhoneが熱を持つ原因と、それに伴う機能制限
iPhoneは、普通に使っている分には何も問題ありません。しかしゲームなど、非常に激しい処理が必要になる動作を長時間継続していると、iPhone自体が熱を帯びていきます。
同じゲームでも、30FPSなら大丈夫なのに、60FPSにするとどんどん熱くなり始める。あるいは「高画質モード」にするとすぐに熱くなる。そういうこともあります。
画面をキレイに描写しようとすれば、それだけCPUに負荷がかかり、熱くなりやすくなります。
さて。
上記のような理由でiPhoneが熱くなると、iPhoneはなんとか負荷を軽減させようとして、その他の処理にかける機能の一時的に低下させてバランスを取ろうとします。
たとえば、熱を帯びると以下のような機能低下が起こるといわれています。
- 画面が暗くなる
- 処理速度が下がる(画面がカクつく)
- 電波が弱くなる
他にも、持っているのが辛くなるほど熱くなると「充電ができなくなる」「カメラのフラッシュが使えなくなる」「画面がつかなくなる」なんてことも起こったりします。
画面がパッと暗くなる原因はiPhoneへの過負荷
このように、iPhoneへの負荷が大きくなると、画面を暗くして処理負荷を軽減しようとします。
これはiPhoneにとって必要不可欠な処理のため、設定でオフにすることができません。残念ながら。
したがって「暗くならないようにする」には、iPhoneが熱を持たないようにしてあげるよう配慮してあげるしかありません。
以下に、対処法として効果があるものをまとめてご紹介します。
iPhoneが暗くならないようにできること
高機能のiPhoneを手に入れる
高性能なCPUをもっていれば、それほど処理効率がよくなり、iPhoneがオーバーヒートする可能性も低くなります。
今日現在で最高品質のチップ「A14 Bionic」を有しているのは、「iPhone 12 mini」「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」の4機種になります。
涼しい場所で使用する
使用する環境も大切です。真夏の外気温や、直射日光が当たるような環境では、iPhoneはすぐに熱くなってしまいます。
使用する際は涼しい場所で。クーラーや扇風機があたるような場所が好ましいですね。
充電しながら使用しない
充電をしながらiPhoneを操作すると、すぐに熱くなります。
バッテリーが無くなったからといって、充電しながらのゲームプレイは厳禁です。休憩時間だと思って、充電が終わってからプレイするようにしましょう。
ケースを外して使用する
ケースを付けた状態だと、ケースとiPhoneの間に熱がこもりやすくなってしまいます。
通気性の良いケースというのも存在しますが、裸より通気性の良いものはありません。なるべくiPhoneケースは外して使いましょう。
iPhoneのストレージに余裕を持たせる
iPhoneのストレージ容量がパンパンだと、それだけCPUへの負荷も大きくなってしまいます。
- 写真や動画はクラウドサービスに移行して、なるべくiPhone内にはデータを残さない。
- 使用していないアプリは削除する。
- 不要なキャッシュは削除する
上記のような対応をして、iPhoneのストレージには常にゆとりを持たせるようにしましょう。
バックグラウンドのアプリを終了させる
バックグラウンドで動いているアプリを終了させて、iPhoneへの負荷を軽くしましょう。
画面下から上に向かってスワイプして、表示された画面を上から下にスワイプして終了させていきます。
バックグラウンドでの更新をやめる
iPhoneは、使っていないアプリであっても、情報を最新な状態で保てるようにしています。そのために、通信も発生しますし、CPUへの負荷にも繋がります。
これは設定からオフにできます。設定アプリを開いたら、「一般」→「Appのバックグラウンド更新」と進み、「Appのバックグラウンド更新」をオフにします。
アプリごとにオン/オフを設定してもいいですが、私は面倒なので、一括でオフにしています。
冷却ファンを使う
iPhoneを物理的に冷却する方法もあります。私が愛用しているのは以下のガジェット。
スイッチを押すとファンが回転。iPhoneに取り付けることで、熱くなる場所に向かって局所的に冷風を当てることができます。