iPhoneに新しいラインナップ「iPhone 11 Pro」「iPhone 11」が追加されましたね。これで公式サイトに並んだラインナップは「iPhone XR」と「iPhone 8」と合わせて4つになりました。
それぞれのiPhoneを見比べてみると、細かくはいろんな違いがありますが、大きな注目ポイントはおそらく「カメラ」でしょう。
iPhoneを選ぶ上でよくある悩みが「高いお金を払ってでも良いカメラのモデルにするか」「それともちょっとリーズナブルで性能の落ちるものにするか」という2択です。
「いうてもケータイのカメラ。本格的にカメラを楽しみたいならデジカメ(一眼)を選ぶべきだし、iPhoneのカメラにそこまでの性能を求めなくても良いのでは?」と、多くの人が考えると思います。
ただ、ぼくの個人的な考えと実体験としては、カメラはなるべく良いものをチョイスするのをオススメしたい!その方が、長い目で見て楽しいiPhoneライフが送れる思いますので。
【iPhone 11 Pro Max / iPhone 11 Pro / iPhone 11】の比較
容量と価格(税抜) |
64GB:119,800円 256GB:135,800円 512GB:157,800円 |
64GB:106,800円 256GB:122,800円 512GB:144,800円 |
64GB:74,800円 128GB:79,800円 256GB:90,800円 |
ディスプレイ |
6.5インチ Super Retina XDR 2,688×1,242 |
5.8インチ Super Retina XDR 2,436×1,125 |
6.1インチ Liquid Retina HD 1,792×828 |
CPU |
A13 Bioticチップ |
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サイズ |
158.0 ×77.8 ×8.1mm |
144.0 ×71.4 ×8.1mm |
150.9 ×75.7 ×8.3mm |
重量 |
226g |
188g |
194g |
カメラ |
トリプル12MP 超広角:f/2.4 広角:f/1.8 望遠:f/2.0 次世代スマートHDR ポートレートモード ナイトモード |
デュアル12MP 超広角:f/2.4 広角:f/1.8 次世代スマートHDR ポートレートモード ナイトモード |
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ズーム |
2倍光学ズームイン 2倍光学ズームアウト 10倍デジタルズーム |
2倍光学ズームアウト 10倍デジタルズーム |
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ビデオ |
4K(24,30,60fps) ビデオの光学式手ぶれ補正(広角、望遠) |
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フロントカメラ |
12MP f/2.2 True Depth |
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防水防塵 |
IP68 (水深4mで30分) |
IP68 (水深2mで30分) |
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ワイヤレス充電 |
対応 ※充電器は付属せず |
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Apple Pay(電子マネー) |
対応 |
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オーディオ |
空間オーディオ再生 Dolby Atmos対応 |
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認証 |
Face ID |
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バッテリー |
ビデオ再生:最大18時間 |
ビデオ再生:最大17時間 |
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カラー |
ミッドナイトグリーン シルバー スペースグレイ ゴールド |
パープル イエロー グリーン ブラック ホワイト PRODUCT RED |
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発売日 |
2019/9/20 |
iPhoneはそんなに頻繁に変えるものではない
最近のiPhoneは高額です。今回リリースされた「iPhone 11 Pro」は、最小容量の64GBでも10万円強。「iPhone 11」でも64GBで7.5万円もします。
auやソフトバンクなどでは、キャンペーンによる分割支払いを通すことで、多少は目くらましになっていますが、冷静に考えるとこんなに高額な家電製品は他にあまりありません。
こんな高価なもの、普通は数年間使い続けます。
僕は職業柄、おおよそ2年に1回は変えるようにしていますが、これはかなりイレギュラー。
私の妻なんかは「iPhone 6」を使い続けてもう4〜5年ぐらいになりますが、これが一般的な使用スパンでしょう。
なのでiPhoneを買うなら、その時点での最新モデルを買い、それを長く使い続けるのが良いと思っています。
カメラのクオリティは毎年必ず上がる
「型落ちのiPhoneをリーズナブルな価格で買う」って手もありますが、個人的にはやっぱり最新モデルを買うのが良いと思っています。
iPhoneは新しくなるごとに、概ね「CPU(処理速度)」「ディスプレイ」「カメラ」の3つの機能が刷新されます。しかも成長の伸び率が非常に高い。技術の進歩というのは素晴らしいものです。
型落ちのiPhoneを買うということは、その時点で1つ2つ前の性能のカメラを手に入れることになります。
数年間にわたって使い続けるものなのであれば、一時の安さに目を奪われて後の我慢を買うぐらいなら、いっそ最新モデルを買ったほうが、おそらくトータルでは得をすると思います。
特に今回の「iPhone 11 シリーズ」では、初めて広角レンズが採用されました。これにより、より広い画角で撮ることができるようになり、表現の幅が広がります。
デジカメとは使う "機会" の数が違う
「ゆーてもケータイのカメラだし、本当に "綺麗な写真" を撮りたいと思ったらデジカメ使うんだから、iPhoneのカメラなんて大事じゃないんだよ」
そう思う気持ちもわかりますし、私もそう思っていた時期がありました。
しかし今では全く逆の考えに。
つまり、肌身はなさず常に持ち歩くiPhoneだからこそ、カメラは最高のクオリティであるべきだと考えています。
一般人が写真を撮るにあたって最も重要なことは、最高の一枚を撮れるスキルではありません。そんなものよりも、数多くのシャッターを切ることのほうが100倍大切です。
私みたいな素人が100回シャッターを切っても、自分が心から「これは良い写真だ」なんて思えるものは、5枚あるかないかです。
そんな私が、10枚の "良い写真" を撮るために必要なことはなんでしょう?
それは、「100回のシャッター」のうち、良い写真が撮れる確率を5枚から10枚に上げる努力ではありません。それよりも、200回のシャッターを切ることのほうが断然に簡単です。
しかも写真は不思議なもので、「奇跡的な一枚」ってのが、割と頻繁の起こります。矛盾した表現ですけどね。
でも数多くシャッターを切れば、それだけで「奇跡的な一枚」に出会える確率が上がるのです。
良いデジカメを買ったって、結局「重い」やら「面倒くさい」やらと、最終的には持ち歩かなくていい理由を自分で探し始めるんです。少なくとも私はそうでした。
だからこそ、シャッターを切る回数が断然に多いiPhoneこそ、最高のカメラであるべきだと思うのです。
これは「作品」としての写真を撮るときもそうですが、「思い出」としての写真を撮るためにも大切な考え方です。
正直、めっちゃ欲しい
私が持っているiPhoneは、去年リリースされた「iPhone XS Max」。まだ一年弱しか経っていないので、さすがに買い換えるわけにはいきません。
でも——でもメッチャ欲しい。今回のカメラの広角レンズは本当に魅力的で、買いたい気持ちでいっぱいです。まぁ、カメラのフォルムはアレですけどね。