突然ですが、Evernote のノートブック共有機能はメッチャ便利なので、是非使ってみてください!
一つのノートブックを複数のユーザーで管理するので、いろんな情報やネタが一箇所に集まり、進捗状況や資料の共有が一瞬で可能です。また、ワークチャットも始まりましたので、コミュニケーションも円滑です。4人ぐらいでプロジェクトを回したい時なんかは、本当に重宝します。
さて、そんな便利な Evernote のノートブック共有機能ですが、一つ疑問が。アップロード制限の話です。
例えばノートブックを共有するメンバーのうち、主催がプレミアム会員、招待されたユーザーが無料アカウントだった場合。ノートをアップロードしたら、アップロードの容量制限は誰の負担になるのでしょうか。
……答えは、「共有を始めたユーザーが負担する」なのです。
ノートブックの共有は誰の容量負担になるのか?
今回私が疑問に思ったのは、冒頭でもお話ししました通り、「ノートブックを複数人で共有した場合、そのノートブックにアップロードされたデータは、誰の容量負担となるのだろうか?」というものです。
まず最初に把握しておかなければならないのが、各プランのアップロード容量制限。
今現在 Evernote には3つのプランが用意されており、それぞれのプランにおける月間アップロード可能データ容量が以下の通りとなっています。
- 無料アカウント:60MB/月
- プラスアカウント:1GB/月
- プレミアムアカウント:無制限
これが例えばですね。招待した私がプレミアムアカウントで、招待されたのが無料アカウントだったとするじゃないですか。
で、もし仮に「共有ノートブックにアップロードしたデータは、それぞれのユーザーが負担する」という仕様だった場合。「私はプレミアムアカウントだから、ガンガン共有するぞー」と調子に乗って大容量のデータをアップロードしてしまったら、無料アカウントの方はすぐに容量がいっぱいになって、迷惑を掛けることになってしまいます。
こういう事があっては困るので、共有ノートブックのデータの負担は誰がするのか、明確に知っておきたかったんです。
共有ノートブックは、共有元のユーザーに依存する
そこで、上記の問合せを Facebook の Evernote グループに投稿したんです。そうしたら、Evernote の中の人から回答を頂くことができました。
共有されている誰がアップロードしても、そのノートブックの「所有者」(=共有元)の月間容量の一部とみなされます。Evernote Business でも同様で、ビジネス側の容量にカウントされ、個人には影響しません。
つまり、「共有ノートブックを提供しているユーザーが、そのノートブックにアップロードされたデータ容量すべてを負担する」という仕様のようですね。
今までなんとなく、以下のように、一つのノートブックをみんなで共有しているイメージでいたのですが、
実際には、ホストとなる一人が、他のユーザーを招待している図式なんですね。
共有元はプレミアムアカウント一択
となれば、無料アカウントの方が共有元になるのは、避ける必要がありますね。4人ぐらいで同じノートブックを共有していたら、60MBなんてすぐにいっぱいになってしまいます。
逆に、共有元はプレミアムアカウントが絶対にオススメですね。
というのも、先日 Evernote が新プラン「プラス」をリリースした時に、プレミアムアカウントの月間アップロード容量が無制限に増えたのです。なので、プレミアムアカウントが共有元になっている限り、そのノートブックについてはデータ容量を気にせず使うことができるのです。
これなら、例え何十人で一つのノートブックを共有していても、何の心配もいりませんね。
あとがき
こういう細かい仕様を知っておくと、いろんな抜け道に気がつけたり、より便利に使うことができるんですよー!なので、バカにしないで覚えておくといいですよ♪