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パスワードは「英大小文字+数字で11桁」が最低限必要な理由

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パスワードを突破する方法のひとつに「ブルートフォース」というものがある。いわゆる「総当たり攻撃」で、考えられるすべてのパターンを試しに入力する方法だ。

4桁の数字だったとしても、人の手で行うのは大変な作業だ。10×10×10×10で、10,000通りもの数をトライしなくてはならず、時間も相当かかる。

しかしこれがプログラムされたコンピューターだと、ほんの一瞬で解かれてしまう。

こうしたパスワードの流出被害を未然に防ぐには、複雑なパスワードが必須。少なくとも「英大小文字+数字」の組合せで11桁は設定しておきたい。

ブルートフォースのパスワード解読時間

以下の画像は、海外でシェアされていた「ブルートフォースのパスワード解読時間一覧」を日本語に翻訳したものだ。

紫色、あるいは赤色になっているものは、突破するのにたいした時間が掛からない。どれも数時間のうちに解読されてしまう。

オレンジ色のところも危険だ。最短だと1日から数日で解読されてしまう。

安心できるのは黄色と緑のエリアだ。解読するのに数十年単位で時間が必要になるため、ほとんど突破されないと考えて良いだろう。

表から考えると、「英大小文字で12桁」あるいは「英大小文字 + 数字 で11桁」ぐらいが最低ラインといえるだろう。

また、これは当然の話だが、パスワードを複数のアカウントで使いまわしてはいけない。すべてのアカウントでユニークなパスワードを設定する必要がある。

パスワード管理はツールに任せよう

さて、そんな複雑なパスワードを、自分の力だけで管理することはできない。不可能ではないかもしれないが、手間と労力がかさむだけだ。

面倒な管理と運用は、ツールを頼ろう。

私が愛用しているのは「1Password」。パスワード管理ツールとしては老舗で、昔から人気がある。

1Passwordを解除するためのマスターパスワードさえ暗記しておけば、その他の数百という数のパスワードを、いつでもどこでも一瞬で取り出すことができる。

iPhone、Mac、iPad と、すべてのデバイスで同じデータを取り扱えるし、Chrome拡張機能などのツールも充実している。

FaceIDや指紋認証が使えるので、キーボードでポチポチと入力しなくても、パスワードを一瞬で記入できる。

これだけの機能が月額3ドル(1年契約の場合)で使える。月に300円ちょっとで自分のパスワードを安全かつ便利に管理運用できるなら安い買い物だ。

あとがき

今の御時世、アカウントが奪われることは命取りになりえる。SNSなどの乗っ取りは「なりすまし」に繋がり、ショッピングに関わるアカウントなら金銭的な被害もありえる。

パスワードの管理運用は、お金を払ってでもセキュアな状態を保つようにしよう。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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