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美容院よりも理容室・床屋の方が実はメリットが多いと最近気づいた


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30歳を超えた辺りから、いわゆる美容院には行かず、床屋(理容室)に通うようになりました。

そもそもなんで美容院に行き始めたのかなーと考えてみたのですが、きっと先入観だったんだと思います。美容院=オシャレで、理容室=ダサい・劣っているという考え方が中学生ぐらいから根付いていて、理容室に行くってことに恥ずかしささえ感じていたかもしれません。

ですが大人になって冷静に考えてみれば、理容室のほうが使い勝手が良いことに気が付きました。

(近くにある理容室が…ですが)遅くまで営業していて、予約がいらなくて、ちゃんとオシャレな感じでカットしてくれて、顔まで剃ってくれる。こんなに良いことはありません。

美容院と理容室の違い

そもそも美容院と理容室の違いをご存知でしょうか。

床屋の理容師さんと、美容室の美容師さんでは、それぞれ違う免許を持っています。前者が「理容師免許」で、後者が「美容師免許」と法律で決められおり、目的が異なっています。

理容…頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること(理容師法第1条の2第2項)

美容…パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくすること(美容師法第2条第2項)

「取得する免許が違う」ということで、学生時代に学ぶことにも違いがあります。

理容学校では主に男性向けの刈り上げを中心としたカット方法や、小さなロッドによるパーマのやり方の実習に取り組むそうです。

それに対して、美容学校では女性向きのミドルからロングレングスのカット方法、ゆるいウェーブをかけたパーマなどの実習が主だそう。

これを見ると「理容室=男性的」「美容院=女性的」という印象を受けますね。ですが実のところ、スキル的な面での差異はほとんどないといえます。

スタイリストのスキルとは?

結局は、「客の本質的な希望を汲み取るためのヒアリング能力」と「それを実現するためのテクニック」の2つが重要です。

ヒアリング能力は、それはもう個々人のスキルに左右されるものですので、美容院と理容室で比べることはできません。

理容室にだって、お客の要望を深くまで聞けず、自分のこだわりばかりを押し付けてくる無能な理容師だっています。逆に僕の通っている理容師さんは、僕の要望を聞きながら「こうしたらどうでしょう」と前向きな提案をしてくれる方です。

テクニック面についても甲乙つけがたい。理容師でも美容技術を身に着けている方はいます。「こんな感じに切ってくれませんか?」とヘアーカタログを見せて、それを再現することはできるわけです。実際僕が通っている理容室でも、最初はそうやってオーダーしていました。

美容院に引けを取らないほどオシャレな理容室

競争が激化しているからか、最近では「オシャレな理容室」が増えていると聞きます。僕が行っている理容室も非常にオシャレで、最初はビックリしました。

スタイリストは30歳前後という程よい年齢で、それぞれ非常に清潔感があり、身だしなみに気を配っている人ばかり。

待合スペースもオシャレに着飾っていて、レザーのソファーが置いてあったりもします。

ウェブサイトでは美容院と同じように「ヘアカタログ」が掲載されていて、「こんな感じの髪にしてください」とオーダーがしやすいようになっています。

「床屋はおっさんが行く場所」という時代は終わりました。むしろ今は、身だしなみにこだわる良い大人が通うお店こそが、理容室なんだと思います。

ちなみに他店ですが、Youtubeのプロモーションビデオを公開しているもあります。オシャレな映像と音楽で、いかにもダンディズムが漂います。

理容室なら顔を剃ってもらえる

理容師にあって、美容師にないもの。両者に明確な違いがあります。それは「カミソリ」です。

理容室に行けば、ヒゲや顔周りの毛を剃ってくれ、眉毛を整えてくれもします。僕の行っているところではオプション扱いですが、美容院にはないサービスです。

大人になってから、顔にあったかい蒸しタオルを当ててもらって、カミソリで顔を剃ってもらう快感を味わったことはありますか?一度経験してしまうと美容院には戻れないほどの快楽です。

遅くまで営業していて、予約がいらない

もう一つ、僕が決定的に理容室を愛用している理由があります。それは僕の都合に合わせて切ってもらえる点。

まず夜遅くまで営業している。僕のところは22時まで営業していて、サラリーマンが会社を終えて、そのままふらっと立ち寄れる時間です。なんなら一旦家に帰って、シャワーを浴びてからだって間に合います。

そして予約がいらない。行きたいときに行って、席に座ってただ順番を待っていればOK。事前に電話もいらないし、待っている人さえいなければ、すぐに切ってもらえます。

理容室のわずらわしさって「予約」だと思うんです。場合によっては便利なんですけど、僕は嫌い。「あっ!髪切りたいかも!」って衝動が沸き起こってから、実際に髪を切ってもらえるまでの手間が多すぎる。

理容室なら自由気ままに、自分が行きたいときに行けるので、非常に重宝するんです。

ただし、上記の点については僕が通っているお店に限られる可能性があります。個々の店舗の詳細については、ご自身で調べてみてください。

執筆後記

馴染みの美容院があって、なんとなく惰性で行き続けている人もいるでしょう。

そんな人はぜひちょっと冒険して、理容室に行ってみてください。新しいスタイリストさんは緊張しますし、失敗したときのリスクは怖いでしょう。

でももし良いご縁に恵まれれば、きっと今よりも幸せな気持ちになれると思います!ぜひトライしてみてください。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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