AirPods 3を購入してからというもの、毎日、肌身はなさず、つねに携帯するようになった。その便利さ・使い勝手の良さに魅了されて、他のイヤホンやヘッドホンにはもう戻れないとすら思っている。
そんなAirPodsだが、やはり落下や紛失のリスクとは隣り合わせで、使いながらも神経をすり減らしている。
筐体の小ささにくわえ、つるつるした手触りも相まって、手元や耳からポロリとこぼれ落ちる恐怖心がまとわりついてくるのだ。
できれば傷つけたくないし、なんなら次のAirPodsが発売されたときに高額で売却できるように、無傷で、いい状態で使い続けたいと思っている。
そこで現在、AirPodsを完全防備するために装着しているアクセサリーが3つある。
これさえあれば安心して使っていられる。そんな心の支え的な存在だ。
シリコン製イヤホンカバー
まず最初のひとつは、こちらのシリコン製イヤホンカバーだ。
イヤホンに装着することで、肌なじみが非常に良くなる優れもの。耳からポロリとこぼれ落ちる可能性も低ければ、充電ケースから取り出すときに指先から滑り落ちるリスクも減る。
かなり薄型なので、これをつけたままでも充電が可能。いちいち取り外したりする手間は不要で、一度つけたら破れるまで使い続けられる。
これには本当に助けられている。
イヤホンをケースから取り出すあの瞬間、手からポロリと何度落としたことか。しかしそんな事故も、このシリコンカバーをしてからは出会っていない。
ロック機能付きAirPodsケース
ふたつめがAirPodsケースだ。
おそらく多くの人が、AirPodsのケースに装着するケースを利用しているところだと思う。数々のデザインがあるが、ぼくが重要視しているのは「防御力」だ。
見た目からして頑丈なのがわかるだろう。特に四隅にはエアーポケットが存在しており、落下時の衝撃を和らげてくれる。
そしてなにより、このケースには、フタが勝手に開かないように「ロック機能」が付いている。
フタを開けるときは必ず両手が必要で、ボタンを押しながらじゃないと開かないようになっているのだ。
これならAirPodsを腰にぶら下げていても、フタが勝手に開いてイヤホンを紛失するなんていう事故に見舞われないで済む。
「神経質になり過ぎでは?」と思うかもしれない。しかしこれは実際にあった事故なのだ。
人の往来が盛んな町中。他人とのすれ違いざまに勝手にフタが開いてしまって、そのままイヤホンがどこかへ行ってしまった。そういうことがあった友人を知っているのだ。
AirPodsをカバンに入れて持ち歩くなら、そんな心配も不要だろう。しかしぼくは腰にぶら下げて持ち歩くのが好きで、これをやめることはできない。
したがって、AirPodsの防御力を最大限に高めるほかったのだが、このケースは正にうってつけの逸品だ。
カラビナ型マルチツール
最後に、腰にぶら下げるときに使うカラビナだ。
これについては個人的な志向で選んでいるので「みんなにおすすめ!」というものではない。ただ、個人的にはめちゃくちゃに気に入っている。
それがこの、カラビナ型のマルチツールだ。
カラビナの先端には、車のフロントガラスを割れるだけの強度を誇る "ガラスブレイカー" が付いており、フック部分にはロープカッターが付いている。
つまり、万が一にも車に閉じ込められたとしても、これひとつあれば脱出できるという優れものなのだ。シートベルトを切ることもできるし、ガラスを割って外に出ることもできる。
そんなシーンは、人生の中で出会う機会はないかもしれない。いや、むしろ遭遇しないほうが喜ばしいのだ。
ただ、なぜだかマルチツールって、持っているだけでワクワクしてしまう。そんなロマンが詰まったカラビナなのだ。
さて。
こんなマルチツール型のカラビナを買う必要はまったくない。それは間違いない。
ただ、100円均一で買うような安いカラビナを使うことも、ぼくは止めたほうが良いと思っている。
過去に安いカラビナを使っていた時期があったのだが、ちょっとした拍子に折れ曲がってしまった経験がある。
「カラビナ」とは本来登山などで使用する、強度の高いものだが、専門的なものでない限りは、おそらくキーホルダー程度の強度しかないのだろう。
なので、あまりに安いカラビナにAirPodsを任せることは、個人的にはおすすめできない。もし腰にぶら下げて持ち歩きたいのなら、きちんとしたメーカー物を使ったほうが良いだろう。