今年の始めに豊富として掲げていた「本を出版する」という夢が、遂に実現しました!今月末、8月26日に、晴れて私が執筆したEvernote本「ポケット百科EVERNOTE」が発売されることとなりました。すでにAmazonでも予約が開始されております。
最初、出版社の方からお声をかけて頂いた際は、いわゆる「初心者に分かりやすいEvernote入門書を書いて欲しい」と依頼を頂きました。
しかし、初心者向けの本はゴマンとあるし、それは私のブログのスタイルとも少し違う。そこで私から「Evernoteの活用アイデア集にしたい」とわがままを言わせてもらい、このような形で実現しました。
今日はそんな、私がこの本に込めた想いについて、少しばかりお話しさせて頂こうと思います。
Evernoteの使い方では面白くない
最初に声をかけて頂いたときは、「Evernoteの使い方を分かりやすく解説した、初心者向けの本を書いて欲しい」と依頼を頂きました。決まっているのはそれだけで、どういう内容にするのか、構成にするのか、全く決まっていない状態でした。
しかし、それではきっと、読者の方は面白くない。Evernoteの使い方でわからないことがあれば、ネットですぐに分かる。リマインダーの設定方法やオフラインノートブックの作り方を解説しているだけでは、価値がないと思うのです。
「もっと、実生活に役立つ具体的な活用術を盛り込みたい」率直に担当者の方に伝えました。これは私のブログに対する姿勢そのものですし、本を書くならこの想いを反映させたかった。
すると担当者の方も快く受け入れてくださり、「Evernoteをどう使うか。どう役立てるかにフォーカスしましょう!」という内容にシフト。結果、「こういうシーンでは、こうしたら良い!」という活用本として、この本が生まれました。
もちろん初心者の方がEvernoteに触れる取っ掛かりとできるためにも、基本的な使い方についても書きました。しかし、それだけがこの本の魅力ではなく、もっと実生活に寄り添った本に仕上がったと思います。
それは目的から入る逆引き辞典の如く
この本の魅力は、目的から方法を探せる点にあります。例えば「iPhoneで撮った写真をまとめてEvernoteに保存したい」とか「Evernoteで簡単に名刺を管理したい」とか。
実生活の中で果たしたい目的があって、「じゃあこうやって形にしたらどうだろう?」という私なりの提案が詰まった一冊になっているんです。
ですので、頭から尻尾までをじっくり読む必要はないかなと、個人的には思っています。そうじゃなくて、「こんなことできないかな?」「こうしたいんだけど、どうしたらいいだろう?」と悩んだときに傍にあって、パラパラっと見てもらう。
こんな感じで見てもらえたら嬉しいです。
こんなノートブックはいかが?
あと、私からの提案として、「こういうノートブックがあったら便利なんじゃない?」というものを盛り込みました。
例えば「学生が役立つノートブック」とか、「主婦の方が役立つノートブック」とか。そういう役割やシーンから考えて、便利なノートブックの提案です。
もちろん、私のアイデアが絶対的に正しい訳ではありません。私は主婦ではありませんし、学生ではありません。ですが、「もし私が主婦だったら、学生だったら、きっとこんな感じにEvernoteを活用する」という気持ちを込めています。
今までEvernoteの活用術的な本は多くありましたが、ノートブックの提案はなかったんじゃないかなぁと思います。こういう新しい所を臆せず取り入れてくださった出版社の方には、本当に感謝し切れない想いです。
ともあれ、手にとって立ち読んで下さい
私のアイデアの結晶が、本という形になった感じです。いやホント、途中で「もうネタなんかないよ」と泣きそうになりながらアイデアを捻り出していたのが、つい昨日の出来事のようです。
私の脳汁がいっぱいのこの本。ぜひ書店で見かけたら立ち読んでみて下さい。そして、買って読んで頂けたら最上の喜びです!