Webディレクターの仕事 ライフハック

裏切りのススメ。信頼を維持する最低限のクオリティと責務。



他人からの信頼を維持するのに、大きな力は必要ない。

信頼と失望の関係は、力ではなく、角度の問題だからです。

裏切りのススメ

人は誰かから信頼を得て、それを失うことを恐れる。そういうものです。しかしながら、実は、その信頼は思っている以上に失いにくいものです。

既にあなたは、誰かからの信頼を得ているとします。その信頼を維持するために、大きな努力は必要ありません。

信頼を維持するために必要なもの。それは、最低限のクオリティ・責任・義務を果たすこと。それだけです。

一度得ている信頼を維持するために、特別な行動や報酬を相手に与える必要は、実は特にありません。

例えば「仕事帰りに牛乳を買ってきて欲しい」と依頼をもらったとします。この信頼を維持するために、大きなサプライズは不必要です。例えば、北海道に行って小岩井の牛乳を買う必要はありません。

最寄りのコンビニで牛乳を買って帰る。その最低限のクオリティと責任を果たせば、相手からの信頼を失うことはありません。

存外、失望というのは起こりにくいものです。

人からの信頼を失うのには、何かしらのキッカケが必要です。

ほんの小さなキッカケでも、人の失望を買うことはできます。冒頭に話した通り、力の大きさが問題なのではなく、角度の問題なので、小さなキッカケでも裏切りは発生します。

あなたが、最低限のクオリティと責任・義務を果たさなければ、今まで向かっていた信頼のベクトルは、角度を変え、失望の方向へと向かいます。これが、裏切りになる。

力の大きさは関係ありません。他人からの信頼を得続けるのに、大きな成果は不必要。相手からの期待値をいつも大きく上回る必要はなく、その期待値を達成するだけでも、あなたの信頼は積み重なります。

全ての事柄に対して、ベストを尽くす必要があるか。できればそうあるべきでしょうが、私には到底、気力と体力が足りません。

そんな時に考えるのが、「相手が望んでいる私への期待値がどれぐらいで、私が達成するべきクオリティと責務はどれぐらいだろうか」という事。

すべての行動に対してベストを尽くすのではなく、自分の責務に対してベストを尽くしていく。私は、そうありたいと思っています。




  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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