Macの充電ケーブルの値段をご存知でしょうか?公式価格で8,800円です。断線しようものなら、財布の中の8,800円が羽をつけて飛んで行くんです。
楽天市場などで非公式のバッテリーも売っていますが、どこのだれが作ったかも分からないものであり、レビューを見てもあまり具合の良いものではないようです。
選択肢はやはり、高いお金を払って公式製品を買うしかありません。
なので、そもそも買い換えなくても良いように——つまり「断線」しないように、大切に使うことが非常に大切なんです。
今回は「少しでも充電ケーブルを長持ちさせるために僕が実践していること」をご紹介します。断線しやすいことで有名なApple製のケーブルですので、VIPのように扱いましょう。
ちなみに、iPhoneの充電ケーブル(ライトニングケーブル)の公式価格は最低でも2,200円です。こちらも大切に取り扱っていきたいものですね。
断線する原因
ケーブルが断線する理由を知らなければ、断線を予防することもできません。
断線する主な原因は、強い力、強い負荷が掛かることです。当たり前ですが、これに尽きます。
ではどういう所、どういう状況のときに、強い負荷は掛かるのでしょうか。
一番の原因となるのは「折り曲げ」です。折り曲がった部分には強い力が掛かり、折り曲げた角度が急であればあるほど、負荷は強くなります。
もっとも断線しやすいのが、ケーブルの根本です。「ケーブル 断線」で画像検索すれば、8割はこの根本が断線したものが見つかります。
根本ばかりではありません。例えば「保管するとき、持ち運ぶときは、ケーブルを束ねている」なんて人は、折り返し地点に強い力が掛かっているため、ケーブルの途中で破ける可能性があります。
上記のことに気を配って取り扱うだけで、ケーブルの寿命は長持ちするでしょう。僕が実践している予防策も「折り曲げ厳禁」を忠実に守っているに過ぎません。
断線を予防するために実践していること
ケーブルを傷めない使い方
上述した通り、急角度に折り曲げて使えば、その分だけ大きな負荷が掛かります。つまり正しい使い方は、折り曲げたりしないということ。
例えばこれはダメな例。ケーブルが重力で下に向かってしまい、強い負荷がかかっています。
同じコネクタを使うなら、こちらのほうが負荷が少ないはず。なるべく根本がまっすぐになるように使いましょう。
Mac側の接続部分も同じです。左図のような急角度は避けて、右図のようにカーブができないように使います。
これらのことを意識しながらテーブルの配置を組み立てるようにしましょう。
持ち歩く時の注意点
持ち歩くとき、ケーブルを畳むときにも注意が必要です。
適当にカバンの中へ突っ込むのはご法度。他の荷物に押されて、どんな角度で折り曲げられるかわかりません。
上で紹介したような畳み方もNGです。折り曲げている箇所の角度が急過ぎます。
理想は緩やかな輪っかを作ること。そのために僕はコードを束ねるための、マグネット式のアイテムを使っています。これを使って、なるべく大きめの円を作るようにします。
そしてこれを100均で買ったケースに入れて持ち運んでいます。これで、外部からの衝撃を守りつつ、予想外の折り曲げへの対策もします。
「Macの充電器にある出っ張りにぐるぐると巻きつける」といった収納方法を実践している人もいるでしょう。ただこれだと円が小さいため、ケーブルに負荷が掛かっている可能性があるので、理想的とは言えないでしょう。
もしどうしてもこの使い方をするのであれば、少なくとも根元の部分に少し「遊び」を持たせてあげることが大切です。
折り曲げ対策に補強する
世の中には「断線を防ぐための補強アイテム」があります。以下のような、可愛い動物をあしらったものもありますし、こういうものを利用するのは良いと思います。
しかしわざわざ高いお金を払う必要はありません。要は「ケーブルに急な角度がつかないように、何か添え木をしてあげればいい」ということなのですから、代用はいくらでも考えられます。
——というわけで僕が実践しているのは、非常に安易で、安価で、誰でも思いつくけど意外とバカにできないこの方法。
そう。ビニールテープをぐるぐる巻きにするのです。しっかりと重ねてあげれば補強材・添え木としての役割は十分に果たしてくれます。
方法は自分で見つけていただければ幸いです。大切なのは「なぜ断線するのか」という原因と理由を知っておくこと。ぜひお役立てください。