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一つ上の感情ログ。めんどくさがりのライフログは9つの感情で記録する

ライフログを残すのは、日常がなんとなーく過ぎ去っていくのを防ぎたいからです。でも、だからと言って一日のすべてを記録するのは、とても無理です。めんどくさがりな私には苦痛で仕方ないのですよ。

そこで考えたのが「感情ログ」でした。自分の感情の起伏に絞って、その『心の揺れ動き』にフォーカスしたライフログの方法です。


めんどくさがり屋な私のEvernoteライフログ事情。ログは感情の変化に絞ることにした。 | あなたのスイッチを押すブログ

今までは「喜怒哀楽」の4つの感情にフォーカスして記録を取ってきました。でも、この4つだけじゃあ表現しきれない感情もあるんですよ。人の心は複雑ですね。

そこで、この感情ログを少し拡張して、9つの感情ログに昇華させました。ログの本来の意義である「過去を未来に活かす」を実践するための9つの感情を、今日はご紹介します。

面倒くさがりのための9つの感情ログ

9つの感情

今わたしが分類している感情は、以下の9つです。

1.Unsure [疑念・不信]
2.Meh [無関心・呆れ]
3.Horror [恐怖・嫌悪]
4.Happy [嬉しい・楽しい]
5.Awesome [驚き・素晴らしい]
6.OMG! [驚愕]
7.Sad [悲哀・落胆]
8.Crying [最上級の悲しみ]
9.Angry [怒り・憤り]

それでは、これらの感情一つ一つをご説明していきます。

1.Unsure [疑念・不信]

頭の中に残った疑問や不信の感情を記録しておきます。これが後々のアイデアの種になったり、知識の向上に役立ったりするんです。

『自分が分からないこと』を『分からない』と理解するのは、自分の成長のために必要なことです。

2.Meh [無関心・呆れ]

「別に~」「どうでもいいじゃん」「だからなに?」など、自分の興味が著しく低下したときの記録です。

自分を理解するためにも、自分が興味のないものや状況、環境に対して目を向ける。普段の生活だと、そういう視点を持たなかったりするので、意外と面白い結果がでます。

3.Horror [恐怖・嫌悪]

自分は何に恐怖するのか。これもかなり大切。自分の恐怖の対象と傾向を知れればこそ、それに対して前もって対策が打てるからです。

例えば「納期が遅れそうでヤバい」というのが自分の恐怖なのであれば、その恐怖の根源は「怒られるのが嫌」なのか「迷惑をかけるのが嫌」なのか、深堀りしていけます。

その深堀りした先の、自分が恐怖を感じる物。それを理解すれば、その恐怖を自分の取り巻く環境から排除することも容易になるでしょう。

4.Happy [嬉しい・楽しい]

自分の「嬉しい」や「楽しい」を記録しておく。そうすると、自分が何に対して頑張っているのかを再認識できます。

例えば、日々ブログを書いていると、ふと「自分はなんで書いてるんだろう?」なんて悩んでしまう。そんな時、過去に頂いた御礼のメールやツイートを見返すと、自分の行動の意義を思い出せたりするんです。

5.Awesome [驚き・素晴らしい]

感激・驚嘆を感じたことを記録します。単純に「すっげー!」と感じた出来事は、自分の脳内アドレナリンがバンバンと出るもの。そういう記憶はちゃんと残しておきたいのです。

これが例えば友人の活躍でも、私は「素晴らしいっ!」と思います。そしてその先に「自分もいつか追い越してやる!」と、自分に対するモチベーションに変化していくんです。

感動は、一時的に感情がMAXまで高まる瞬間です。それは瞬間なので、落ち込むのも早い。それを一生モノにするには、記録として残す他ないのです。

6.OMG! [驚愕]

度肝を抜かれる程の驚き。自分の想像・想定の遥か外で起こった出来事で、顎が外れるほどの驚きです。

この感情は、プラスの時もあればマイナスの時もあります。例えば「オバマ大統領と面談する機会を得た」となればプラスのOMG!ですが、「実はお前は拾われた子なんだ」と告知されればマイナスのOMG!です。

どちらでも構わないのですが、そういう非日常を記録しておくのは、平凡な日常にスパイスを加えてくれます。

7.Sad [悲哀・落胆]

悲しい出来事や、落胆した出来事を記録しておきます。悲しみの度合いが比較的軽度で、「ちょっと残念だったなぁ」程度の気分の落ち込みです。

そういうちょっとテンションが下がってしまった出来事や失敗を記録し、再現をしないように努めるのも、にこやかな生活を送るためには大切です。

8.Crying [最上級の悲しみ]

深い悲しみに陥った時、人は塞ぎこんでしまいがち。そうなったとき、誰とも対面したくもないし、一人で考えに没頭したい気持ちでいっぱいになると思います。

それは全然結構なのですが、考えるというより「自分と対話する」ことを大切にしてください。そうすれば、今まで知らなかった自分を知る機会にもなりますし、精神的にもかなり落ち着いた状態を作ることができます。

9.Angry [怒り・憤り]

怒りに身を任せると、自体は大概いい方向に向かいません。怒りのままに発した言葉で後悔した経験は、誰にでもあると思います。

そういう時こそ、まずは自分と対話する。自分に向けて怒りの感情を発して、その言葉を字面として読み返してみる。それを繰り返していると、不思議と冷静さを取り戻すことができます。

怒りは最大のエネルギーですが、ベクトルを間違えると取り返しがつかない自体になりかねません。正しいベクトルに怒りのエネルギーを向けるために、記録という形で自分と向き合うのが大切です。

まとめ方

こららの感情ログは、すべてEvernoteに記録しています。それぞれの感情に対してノートブックを作成し、それに対応したテンプレートを「えばろぐ」で記録する。これが一番すんなりいきますね。

▼9つの感情のノートブックを作成してます。
Evernoteでまとめる9つの感情ログ

▼えばろぐでは、各ノートブックにダイレクトに入るように、各感情のテンプレートを作成してます。項目はシンプルに、事実と感じたことの2つ。
えばろぐで付ける9つの感情ログ

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あとがき

私は普段から感情の起伏が少ないのです。人に対して「怒り」とか「喜び」を表現するのが下手くそで、その結果、人から「何を考えているのか分からない」と言われることもあります。

そういう時、私は大概「自分が何を感じているのか分からない」んです。自分の感情に鈍感なんです。

だから、こうやって記録として残して、自分の心の内側を記録として残していきたい。これが感情ログの始まりでした。

自分を理解するためにも、感情ログは非常に有効ですよ。

それでは、今日はこのあたりで。




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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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