仕事や執筆など、なにか集中したいとき、ぼくはあまり無音がすきじゃない。なにかしらの音が流れていたほうが、目の前のことに没頭できるのです。
かといって、可憐な歌声が聞こえてきてしまうと、気もそぞろになってしまうので、好ましくない。だからインストゥルメンタルやゲーム音楽などが好き。
最近Youtubeで見つけたのが、ポケモンのASMR。
ASMRとは「Autonomous Sensory Meridian Response」の略で、日本語では「自律感覚絶頂反応」と訳されます。
小難しいことは抜きにして「視覚や聴覚を刺激されることによる、心地のいい感覚」ていどに思ってくれたら間違いない。つまり「耳ざわりの良い、聞き心地のいい音」ということなのです。
ポケモンYoutubeチャンネルのASMRに癒やされろ
ポケモンの公式チャンネルでは、いくつかのASMR動画を公開しています。いくつかピックアップして紹介するので、仕事や作業のおともにどうぞ。
森の音 - フシギダネといっしょ Bulbasaur in the Woods
公開されている動画のなかで特におすすめなのが「森の音 - フシギダネといっしょ」。
初代ポケモンの御三家でもあるフシギダネが、緑豊かな森の中を自由気ままにすごしているようすが、一時間にもわたって見守ることができます。
そのようすは、ポケモンのあるがままの姿のよう。ポケモンスナップで感じた、あの「ポケモンの日常感をのぞきみる」という感覚に似ています。
耳から聞こえてくるのは、フシギダネの声だけではありません。風にゆれる葉の音、小鳥のさえずり、フシギダネが踏んだ芝生の音。そんな環境音がたえず流れてきて、森の中に身をおいている没入感を感じられます。
仕事に集中しながらも、ふと目を配ると、すぅすぅと眠っているフシギダネの姿が……。
「あぁ……ほんとうにポケモンがそばにいてくれたらなぁ」なんて妄想を、せずにはいられません。
おへやにピカチュウ Pikachu by the Patio
夢にまでみた、ピカチュウと同居する生活。そんな疑似体験ができるのが、この「おへやにピカチュウ Pikachu by the Patio」です。
基本的には「ぴかちゅう」と言っているだけなんですが、なぜか「こうおもってるんだろうなぁ」というのが伝わってくるんですよね。表情ゆたかで癒やされます。
ただ、ピカピカけっこううるさいので、作業に集中できるかといえば、意外とそうでもないかも。
焚き火音 - ヒトカゲといっしょ
初代御三家のヒトカゲと一緒に、キャンプファイヤーを囲んでいるところ。弱火になった焚き火を、ヒトカゲがしっぽで強めてくれます。
ヒトカゲのかわいさももちろんですが、ただ純粋に、パチパチという焚き火の音に耳を傾けているだけでも、こころが落ち着いてきますね。
ヒトカゲは基本的に寝ているだけ。ですが、ときおり寝相をかえて、ころころところがっている姿は、なんともいえない愛くるしさがあります。
波音 - ゼニガメといっしょ
浜辺にきたトレーナーとゼニガメ。砂浜のあしおとや波の音が心地よく流れます。
ゼニガメはひとりで自由にあそんでいて、ふと目を離すとすがたがありません。かと思ったら、海に浮かんで波にゆられてる。奔放なすがたに気分も和みます。
おやすみポッチャマ Hanging Out with Piplup
遊びたいポッチャマと、今日はもう寝たいトレーナー。そんなふたりの、寝室での30分。途中からはポッチャマも諦めて、寝息を立てはじめます。
かまってほしがりなポッチャマなので、あんまり作業には向かないかな。でも、かわいいのでゆるせます。
手軽に環境音を取り入れたいなら
作業用BGMとして環境音をとりいれたいなら、アプリ「Noizio」がおすすめ。ぼくも普段から愛用しているものです。
「Noizio」のいいところは、好きな環境音をじぶんでつくれるってところにあります。
「Noizio」には、多種多様な環境音があらかじめ用意されています。「鳥のさえずる公園」「くじらの鳴き声」「キャンプファイヤー」「10月の雨」「地下鉄」「キーボードのタイプ音」などなど、種類も数もめうつりするぐらい多い。
これらを「ひとつずつ」聴いても十分にたのしいんですが、「組み合わせ」ると、もっとたのしい。
たとえば、
- 「カフェ」×「子猫のなきごえ」
- 「牧場」×「キャンプファイヤー」
- 「海」×「クジラのなき声」
- 「雨」×「雷」
といった組み合わせは、じぶんをちょっとした小旅行に連れていってくれる。とくに「海」と「クジラのなき声」のミックスは、はじっこが見えないほど広い海の中を、ゆらゆらただよっているクラゲのような気分にさせてくれます。
ミックスできる音の数に限りはありません。それぞれの音の音量も自由にカスタマイズできます。たとえばカミナリの音を小さくすれば「遠雷」を表現することも。