どうしても写真のピントがズレてしまう。ちゃんと撮れてたと思ったのに、なんかボケてて、シャキッとした写真が撮れない。そんなときは「手ブレ」のせいかもしれません。
カメラでは手ブレしないように注意するものですが、スマホでの撮影では気にしていない人も意外と多いらしい。
そこで今回はスマホで撮影するとき、手ブレしないようにするコツをご紹介します。
手ブレさせないための基本
手ブレが起こる原因は、シャッターが降りる瞬間にスマホが動いてしまうから。自分ではしっかり持っているつもりでも、やっぱり少し手が動いてしまっているんですね。
なので手ブレさせないためには、スマートフォンを動かないように固定すればOK。簡単ですね。これが基本であり、すべてです。
しかしスマートフォンは「カメラに比べて小さい」「持ち手がないので不安定になりやすい」など、手ブレが起こりやすい条件が揃っています。
したがって、いろんな工夫をこらすことで、そのあたりの不利な条件を補う必要があります。
1. 両手で撮影する
カメラで撮影するとき、以下の写真のように、片手で持っている人を見かけます。これはNGなので止めましょう。絶対にブレます。
スマートフォンはしっかり両手で持ちましょう。縦持ちでも横持ちでも、必ず両手。こうすることでスマートフォンが安定します。
2. 脇を締める
カメラの基本は脇を締めること。締めて、なるべく体を小さくギュッとしておくことで、体のド真ん中にある芯が強くなり、安定感が増します。
これはスマーフォンでの撮影でも同じ。ちゃんと脇を締めて構えるように心がけましょう。
3. 両足で立つ
足を肩幅ぐらいまで広げて、両足を地面を踏みしめるようにします。足の裏で地面を感じるようなイメージです。地面と一体化した感じ、あるいは足の裏に根が生えた感じが良いです。
しかし力を入れ過ぎはダメです。膝は柔らかくしておき、衝撃を吸収するためのクッションをイメージしましょう。
4. 体を固定する
大きくて動かないオブジェクトが近くにあるなら、そこに体をくっつけて、体を固定しましょう。
一番オーソドックスなのは壁です。壁により掛かるようにして体を預けて写真を撮れば、手ブレが防げます。テーブルに肘をついて撮影するのもいいでしょう。
その他にも「地面に寝そべって撮る」「座る」「立膝を付いて、膝の上に手を固定する」など、工夫次第でバリエーションは尽きません。
5. 連射する
どんなに手ブレしないように撮影したとしても、やっぱり手ブレは起こってしまいます。
そこで「最高の一枚を撮ろう」とするのではなく、連射をして「最高の一枚を探す」ようにしたほうが失敗は少なくなります。
あとから写真を選別するのは確かに面倒くさいですが、シャッターチャンスを逃さない可能性が高まります。
フィルムの時代は一枚一枚が大切でしたが、今はメモリ・データの時代。数多くの空振りとヒットを積み重ねながら、たまにホームランを出すような姿勢が大切です。
執筆後記
どれもちょっとした心がけだけでできる、簡単な対策です。ぜひ今日から試してみてください。