99_セミナー・イベント情報

三軒茶屋の地域メディア「三茶廻(さんちゃまわり)」のリリースご報告

sanchamawari-release

このたび新しく「三茶廻(さんちゃまわり)」という地域メディアを立ち上げました。

なぜいま地域メディアなのか。そして「三茶廻(さんちゃまわり)」とは何か。そこに込めた想いとは。そんなことをお話ししようと思います。

ご自身で地域メディアをやろうと考えている方、あるいは自分に愛する故郷がある方、三軒茶屋に興味がある方が、すこし参考にでもなれれば幸いです。

ちなみに「あなたのスイッチを押すブログ」ももちろん引き続き更新していきますよ!ご安心を。

三茶廻(さんちゃまわり)とは

地域メディア「三茶廻(さんちゃまわり)」とは、三軒茶屋専門の情報メディアです。

「三軒茶屋周辺」「三軒茶屋を中心とした」といった曖昧なものではなく、あくまで三軒茶屋のみが対象。それ以外の地域については基本的に言及しない、特化型のブログメディアです。

コンセプトは「三軒茶屋で暮らす・楽しむ・食べるに役立つ情報をお届けする地域メディア」です。

三軒茶屋に初めてくるひと。つぎの休日に三軒茶屋に遊びにくるひと。テレビで見て三軒茶屋に興味を持ったひと。こうした「これから三軒茶屋を知りたい」ってひとに、三軒茶屋の魅力を伝えていきたい。これももちろんあります。

くわえてぼくは、三軒茶屋に住んで、暮らしているひと、あるいはこれから住みたいと思っている方々に対して、もっと生活が豊かで便利になる情報・役立つ情報を届けていきたいとも思っています。

ただの情報メディアにはなりたくない。

「新しいお店ができました」「今度こんなイベントがあります」「あのお店が美味しかったです」という情報ばかりではなく、ぼく自身が見て聞いて、足を使って知った「活きた情報」を届けていきたいと考えています。

なぜいま「三軒茶屋」なのか

sanchamawari-release_1

いまぼくは33歳になりますが、ぼくは生まれてから今まで、三軒茶屋にずっと住んできました。そしてぼくの妻も、根っからの三軒茶屋っこ。生まれてこの方、三軒茶屋から一歩も出たことがありません。

転職・結婚・出産と、人生の岐路に立っては引っ越しも経験してきましたが、ぼくら夫婦、三軒茶屋を出ようと思ったことは一度たりともありません

それほどまでに三軒茶屋に固執するのは、生まれ育った故郷である三軒茶屋が、どこよりも居心地がよく、便利で、好きだからにほかなりません。

そんな好きな三軒茶屋だからこそ「もっと三軒茶屋を盛り上げたい」とも思いますし、「みんなに三軒茶屋の魅力を知ってもらいたい」と思うのです。

そして何より「三軒茶屋という街の軌跡を残したい」とも思うのです。

三軒茶屋は過ぎては消えゆく街

sanchamawari-release_2

良くも悪くも、移ろいゆく街。それが三軒茶屋です。

トラディショナルとトレンドが融合する。レトロとモダンが共存する。そんな「過去と未来がぐっちゃぐちゃになっている街」が三軒茶屋だと思っています。

三軒茶屋は古い街です。ぼくが生まれる前からずーっとある古い喫茶店や食事処、飲み屋がいっぱいあります。そんなレトロでディープな雰囲気を楽しみに訪れるひとも多い。

一方で流行りに敏感な街でもあります。

カラオケが流行ればビル1棟分のビッグエコーができ、レンタルビデオサービスが流行れば巨大なTSUTAYAができる。タピオカドリンクが流行ったかと思えば、すでに新店舗が3件もオープンしました。

しかし、光があれば影がある

新しくできたお店の数だけ、消えていったお店があります。残念ながら経営がむずかしくなったお店もあれば、年齢や体力の関係でやめざるを得なくなったお店も。

地元民から愛され続けていたパン屋が、後継者がおらず、体力的にも限界で閉店せざるを得なくなりました。その話を聞いた地元の人たちが、最後にもう一度あの馴染みに焼きそばパンを食べようと、長蛇の列を作ったのも最近のできごとです。

時間の流れとともに、新しいものが次々とできては、古いものが忘れ去られてしまう。

でも、良かったものを「過去の記憶」にしてしまって良いものでしょうか。ぼくはそれが悔しかった。

あの焼きそばパンの味は、いつか忘れてしまう。いずれ、そんなパン屋があったことさえ忘れ去られ、パン屋の存在を知る人すらいなくなっていくでしょう。

しかし、三軒茶屋で生きたそのお店、その人々の軌跡は、誰かが残していかなくちゃいけない。誰もがあとから振り返れる "形ある想い出" を残せるのは、きっとぼくしかいない。そう思いました。

そういった使命感があり、このたび「三茶廻(さんちゃまわり)」を立ち上げ、運営する決意を固めたのです。

三茶廻(さんちゃまわり)のポリシー

三茶廻(さんちゃまわり)を運営するうえで、ぼくが気をつけていることがあります。それは「ぼくの評価が、街の総意にならないようにする」というものです。

メディアが大きくなれば、言葉に力が宿ります。大きくなればなるほど、言葉の力も巨大になっていきます。

そうなればいずれ、ぼくが「不味い」といったお店が潰れてしまうほど、力をもつメディアになるかもしれません。

地域メディアをやるということは、そういう力を手に入れようとすることです。使い方を間違えれば、ぼくの好きだった三軒茶屋をぼう自身が壊してしまうかもしれません。

だからぼくは、そういった影響力を振るうことはありません

ぼくは、時代の流れを作る存在にはなりたくありません。あるがままの流れに身を委ねて、三軒茶屋という街の等身大の姿を伝えていければと思っています。

ぜひ三軒茶屋にお越しください!

大げさなことを言いましたが、まずはできることからコツコツと!手の届く範囲で、身の回りの方々に役立つ情報をシッカリとわかりやすく伝えていこうと思います。

いつかは、街を歩いていると「おっ!今日も取材?新商品つくったから、今度またうちの店に食べにきてよ」なんて声をかけられるような、そんなメディアにまで成長させられたらと考えています。

地域メディア「三茶廻(さんちゃまわり)」。読んで興味をもったら、ぜひ一度、三軒茶屋にお越しください!

何もない街ですが、なんでもある街です。不思議なんですが、サラッと見渡すと何もないように見えるんですが、知れば知るほど味わいが深く、懐が見えない。

そんな深みのある街、それが三軒茶屋です。

  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

-99_セミナー・イベント情報
-, , ,