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【STORM 2】男のロマンを結晶化したモバイルバッテリー!スケルトンボディにスマホ7回分の大容量搭載【レビュー】

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いまだかつて、こんなにワクワクするモバイルバッテリーを手にしたことがない。デザインに心をごっそり奪われてしまった。

それが「STORM 2」。現在MAKUAKEにて応援購入が可能だ。

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もちろん凄いのはデザインだけではない。あらゆる面において「そうであったら嬉しい」を実現しており、完璧に近い性能をしているのだ。

箇条書きにしても、これだけの特徴が挙げられる。

「STORM 2」の主な特徴

25,600mAhの大容量!iPhone:最大7回、MacBook:最大1.2回、iPad:最大2.5回の充電が可能

100WPDの急速充電で、1.5時間でフル充電。わずか10分の充電で、iPhone12をフル充電可能

ポートが充実!TYPE-C × 2、USB-A × 1、DCポート × 1 の4ポート搭載

パススルーに対応!三台同時に充電が可能

フルカラーのIPS方式パネル搭載!各ポートの出力電力や、電池残量や運転時間などが確認可能

専用ソーラーパネルで、太陽光で充電可能

モバイルバッテリーのあらゆる "ロマン" を詰め込んだ最上級のガジェット。それが「STORM 2」なのである。

この記事では、そんな「STORM 2」の紹介をするとともに、実際に使用した感想・レビューを余すことなくお話しいたします。

「STORM 2」の概要と特徴

それでは商品の外観からご紹介しよう。届いたのは、このような黒いボックス。言い方が悪いかもしれませんが、たかだかモバイルバッテリーに、この重厚な外装は意外だった。

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箱を開けると、クッション材の中に筐体が。そしていくらかのケーブルが同封されているのが見える。
さすが3万円近い価格のするモバイルバッテリー。さながら高級アクセサリーのようである。

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同封されていたのは以下の通り。

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  • 「STORM 2」x1
  • Type-C to Type-Cケーブルx1
  • DC to DCケーブルx1
  • DC-ワニ口クリップケーブルx1
  • 収納袋x1
  • 日本語取扱説明書x1

筐体を取り出すと、改めてその美しさに見とれてしまう。スケルトン素材とブラックのボディに、イエローのアクセントが光るデザイン。所有欲を指先で撫で回されているようだ。

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手に持ってみると、その重厚感が腕に伝わってくる。本体サイズは151 * 58 * 45mmで、重さは590g。ずっしりとした重みだ。

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筐体の上部には、IPS方式のフルカラーディスプレイとボタンがひとつ。非常にシンプルな構造になっている。

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側面には4口のポートを搭載。TYPE-C が 2口、USB-A が 1口、DCポートが1口となっている。

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それぞれのポートの役割と性能は以下の通りだ。

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特徴的なのが、入力ポートが2つあること。Type-C と DCポート、どちらからでも充電が可能となっている。

また、ポートによって最大出力が異なる。DCポートについては 3.3〜25.2V/3A と電圧を調整できるのもポイントだ。

付属してきたケーブルも黄色と黒でデザインされていて、モバイルバッテリーと合わせたときの統一感が素晴らしい。

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「STORM 2」のモニター情報と操作方法

「STORM 2」に搭載されているモニターから、バッテリーの状況を事細かくチェックすることができる。

確認できる情報は以下の通り。大抵のモバイルバッテリーで確認できるのは、せいぜいバッテリー残量を概算で確認できる程度だろう。しかし「STORM 2」では、電圧や電力までも事細かく知ることができる。

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何の役に立つのか、そんなものは素人の私にはわからないが、そんなことはどうでもいい。そこにロマンがあるからいいのだ。

ボタンを操作することで、以下のメニューに入ることができる。

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操作方法はシンプルだ。ボタンがひとつだけで、これしか使わない。
ボタンを1回短く押すと「選択」で、長押しすると「決定」となる。

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また「STORM 2」では、接続された機器を過充電しないようにバッテリーを保護してくれる。バッテリーの温度が高くなりすぎるとアラートが表示されたりするのだ。

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「STORM 2」の特徴的な性能

25,600mAhの大容量バッテリー

「STORM 2」の容量は25,600mAh(93.5Wh)。
目安として「iPhone:最大7回」「iPad:最大2.5回」「MacBook:最大1.2回」「ドローン:最大7回」「Go Pro:最大15回」ほど充電できる。

これだけ充電できれば、二泊三日程度の家族旅行すら物ともしない。災害時の予備電源としても十分役に立つ。

100WPDの急速充電が可能

「STORM 2」は急速充電にも対応。フル充電にするまで、たった1.5時間しか掛からない。しかも、わずか10分の充電でiPhone 12をフル充電できてしまう。

最大100Wの出力でPCの充電も可能

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出力のパワーも強力で、最大で100W。モバイルバッテリーでありながら、パソコンの充電も可能なのだ。

パススルー機能で三台同時に充電可能

「STORM 2」はパススルー機能を搭載。これにより「STORM 2」を充電しながら、同時に三台のデバイスに給電することができる。

専用ソーラーパネルで太陽光で充電可能

専用ソーラーパネルパーツさえあれば、太陽光で充電することができる。アウトドアやキャンプはもちろん、万が一の災害時にも安心だ。

「STORM 2」のぶっちゃけ使用感レビュー

さて、最後になったが、「STORM 2」を実際に日常生活で使ってみたところの感想をお話ししようと思う。

正直に話そう。これだけ至れり尽くせりな性能を持っていて、満足しないわけがない。これ1台あるだけで、どんな状況にも対応できる安心感がうれしかった。

最近は外出先での仕事も多いが、充電できる場所は限られている。スマホは小型のモバイルバッテリーでどうにかなるが、Macはどうにもならない。コンセントが借りられる場所が必要になるので、仕事ができる場所が限られるのが苦しかった。

しかし「STORM 2」なら、Macで1回分のバッテリーを補填してくれる。正直、1回分の充電ができなくても構わなかった。ただ「予備で充電できるバッテリーが手元にある」という安心感が重要だった。

大容量で、スマホで7回分もフル充電が可能。急速充電にも対応していて、パススルーも可能。オプションでソーラー充電もできるときた。

これだけのスペックがあれば、災害時の非常用バッテリーとしても十分活躍してくれるだろう。場所も取らないので、すぐに持ち出しもできて、災害時の強い味方になると期待している。

「STORM 2」のちょっと…なポイント

「STORM 2」の悪い点を挙げるとするなら、その立ち位置だろう。役割と言い換えてもいい。どういう使い方をするかが、すこし難しいバッテリーだとは思う。

たとえば容量。大容量なのはめちゃくちゃに嬉しいのだが、Amazonで販売されるAnker PowerCoreなら、実は4,000円で約4/5回分の容量のモバイルバッテリーが手に入る。

また、現実的なところ、スマホを7回分も充電したいタイミングというのは、普段の生活の中であまり訪れない。

では災害時の非常用かと思えば、それだとちょっと心もとなさを感じる。たとえばAmazonだと、4.5万円で3倍以上の容量のポータブルバッテリーを買うことも可能だ。

「STORM 2」重量が 590g もあり、外出先に持ち出すにも覚悟が必要だ。無印iPad が 490g 弱であり、これよりも重いと考えると、気軽に持ち運べるような物でもない。

幸いなのは、大きさが 350ml のドリンク缶ほどとコンパクトな点だが…。

普段遣いにするか、それともいざというときのお守りとするか。どういう意図で手元に置いておくか、考える必要はあるだろう。

これほど「上がる」モバイルバッテリーを他に知らない

上述したのは "欠点" ではなく、あくまで "役割" の話だ。

正直、プロダクトとしての完成度は他のモバイルバッテリーなどと比べるまでもなく、「STORM 2」が段違いに良い。

あとはこれを、どういう風に使いこなすかだ。

もし「STORM 2」が自分のライフスタイルに合いそうだと思ったなら、買って損することはないだろう。それは間違いない。これだけ "上がる" モバイルバッテリーを、私は他に知らないのだから。

  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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