iPhoneの小さな画面では、自由で幅広い発想はなかなかし辛い。これは正直な感想です。操作に手間取ったりテキスト入力が面倒だったりと、考える以外の行動が多すぎるのも問題です。
そういう意味では、やっぱり紙には敵わないよなぁと思うのです。
でも、電車での移動中や待合せまでの待ち時間など、ちょっとした時間で使える iPhone はやはり便利なのです。小さな画面に無限の作業スペースが広がっているわけですしね。
そんなわけで、iPhone を使って考え事をすることはママあるわけで、そんなときに私が愛用しているアプリをご紹介しようと思います。
1. MindNode
マインドマップを利用しての思考整理・アイデア発想はよく使います。ブログの下書きに始まり、仕事の提案書の草案にも利用しています。
これを iPhone 上で行うときに「MindNode」を使っています。
操作性が良いのが、愛用している大きな理由。操作を迷うようなアプリは、使うことに意識がいってしまい、考えることに集中できません。
そういう意味でこのアプリは、思考の枝葉をパパパッと伸ばしていける使いやすさが魅力です。
また、Mac にも同様のアプリがあるので、同じデータを Mac ←→ iPhone ←→ iPad で共有できるのも非常に嬉しい機能のひとつ。
▼こちらは Mac 版。
2. Cloud Outliner
アウトライン形式の思考整理アプリでは「Cloud Outliner」がオススメ。
アウトラインは、言葉に段階・階層構造を作って思考を整理する手法。構造上の大小や上下関係を視覚的に管理できるので、文章の構成などを練るのにも役立ちます。
私のように、イラストや絵で全体を表現するのが苦手で、言葉を繋いで思考を整理するタイプの人には非常にオススメの手法です。
これを iPhone 内で行うのであれば「Cloud Outliner」が好きです。
・Mac や iPad とデータを同期できる
・Evernote に書き出せる
・階層構造の移動やレベルの変更が簡単
以上のように、データの管理がしやすいだけでなく、操作性の良さも忘れられない特徴。あっちこっちと言葉を行ったり来たりしやすいので、思考の邪魔になりにくいです。
3. lino
付箋紙は、思考の拡散・整理・収束をするのに非常に大きな力を発揮します。
仕事でもよく使います。キーワードを付箋にガシガシ書き出して、ひろーいテーブルにペタペタ貼って、あーでもないこーでもないと剥がしては貼り付けるを繰り返す。
頭の中のゴチャゴチャしたものを可視化するのに適していると思います。
難点は、広いスペースが必要という点ですね。思考の広さはテーブルの広さに左右されますので、狭いテーブルでは思考も縮こまってしまいます。
その点、デジタルはいいですね。広いスペースを使えるという意味では、これほど有効な手段はありません。
付箋紙アプリ「lino」は、デジタルで使える付箋紙ツールとしてベストだと思います。
ウェブサービスとして展開されていますので、iPhone のデータを Mac や iPad で使うこともできます。また、作った付箋の移動が簡単にできるので、操作する上でのイライラも少ないです。
おまけ
だらだらと作業を続けても意味がないので、時間を区切ってシッカリ集中するようにしています。そういうときには、ポモドーロテクニックが私にとって非常にフィットするので、よく使うようにしてます。
その時には、以下の無料アプリをタイマーとして利用しています。
ポモドーロテクニックとは
以下の行動フローを繰り返すことで、集中した状態を続けることができる「時間管理テクニック」のひとつです。
- 25分間、他の事は一切やらず、タスクのみを実行する
- 25分経ったら、強制的に5分休憩する
- 以上の流れを4回繰り返したら、少し長め(15分程度)休憩する
これを繰り返すことで、集中力を持続でき、より高い生産性を生み出せるというものです。
あとがき
iPhone の小さい画面を見ていると、それだけで思考が縮こまってしまいそうです。その制限をとっぱらって、広く大きく使えるアプリは非常に大切です。
最近は iPad の大きな画面を使うケースも多いんですけどね。広い画面は正義!