つい先日、口から零れるように「やっちまった」という言葉が出ました。大事な写真を全部消してしまったんです。
とても大事なイベントの時の写真で、一生の思い出になるものでした。それを、Flickrにアップロードしてあると勝手に勘違いして、ローカルのデータを全て消してしまったんです。
冷や汗と貧乏揺すりが止まらない日が二三日続きましたよ。けど、結果的に復元に成功しました。それも意外なところーーDropboxでした。
今日はそんな私の失敗談を通して、Dropboxの復元機能の素晴らしさをお伝えしようと思います。
私の写真の管理方法
まず最初に、私の写真の管理方法について簡単にご紹介します。
私が撮影する写真は、すべて、一度はiPhoneを通します。iPhoneで撮影した写真はもちろん、常に持ち歩いているコンデジには「Wi-Fi mobi」を入れているので、自動的にiPhoneに転送されます。
iPhoneに入った写真は、フォトストリームを通じて、MacのiPhotoに自動転送されます。また同時に、Dropboxのカメラアップロード機能を通して自動的にDropboxにも転送されます。二股に分かれるわけです。
そして最後に、iPhotoの写真をFlickrにアップロードして、私の写真管理は終了です。Flickrへのまとめが終わったら、ローカルにある写真はすべて捨ててしまいます。
撮影してからiPhotoに入るまでは全て自動化してあり、iPhotoからFlickrへのアップロードだけは手作業です。(iftttを使って自動化することもできるのですが、なんとなく不安で使ってません)
Dropboxへは故意に入れているわけではなく、自動的にアップロードされるので「ま、いいか」と放っておいた結果です。こっちで管理しようとはあまり思っていません。
さて、この管理方法の大きな落とし穴は「Flickrへのアップロードが手作業」という点にあり、だからこそ「アップロードしたはずだ」という勘違いを招く点にあります。
アップロードする前にデータを削除
これはホント私の単純なミスなのですが、Flickrにアップロードする前に写真をすべて消してしまったんです。それも、一生モノの大切なイベントの時の写真を。
これには本当に肝を冷やしました。どこかにバックアップはないかと探し回りましたが、FlickrにもiPhotoにも一切ありませんでした。
Dropboxの方も、容量を圧迫するので「もう要らないか」と削除してあって、一切のバックアップがない状態。
この時、私は私用で大量の動画ファイルをMacに入れなければならず、Macの容量が足りない日々が続いていたんです。そこでMacの大掃除を行い、その時に写真を一切合切捨ててしまった。これが原因です。
ちゃんと確認もせず「Flickrにアップロードしたはずだ」と勘違いし、ローカルのデータを全削除。本当に、泣くに泣けないアホさです。
ホント、焦りに焦ってました。どこかにないかと二三日は探し回り、それでも無くて途方に暮れて……。夕焼けに向かってバカヤローと叫ぶ一歩手前、ふと思い出したことが一つ。
「Dropboxって、データの復元できたよな……」
Dropboxの復元機能に助けられた
Dropboxには超便利な「復元」という機能があります。これは、削除したデータを30日間は保管してあり、そのデータを元通り「復元」することができる機能です。
これをふと思い出し、データを漁ってみたら……ありました。削除してしまった写真データがすべて、Dropboxに残っていたんです。
ファイルをまとめて復元することはできないので、一枚一枚リンクをクリックする手間はありました。しかし、元通りにすべてのファイルを手に入れられた喜びに比べたら、なんてことはない作業です。
こうして、晴れて私が消してしまった写真ファイルは、Flickrの方にアップロードされ、事なきを得たわけです。
Dropboxを一度でいいから通すと安心
で、何が言いたいかと申しますと、「データは一度で良いからDropboxを通しておくと安心ですよ」という事なんです。
例えばExcelやWordなどで書類を作っていた時、誤って上書き保存してしまい、元のデータがなくなって涙をのんだ事はありませんか?
こういう時でも、Dropboxでは「以前のバージョン」を取り出すことができます。
また、私のように誤って削除してしまったファイルでも、それを元通り「復元」することができます。
人為的なミスは、どんなに気をつけていても起こる時は起こります。ですので、最後のセーフティーネットだけは手段として持っておく。これだけで、安心感が違うんです。
このセーフティーネットとして、Dropboxは非常に有効な手段だと思います。
データの管理。みなさまも、くれぐれもご注意くださいませ。ホント、こういう失態は泣くに泣けないですから。
それでは、今日はこのあたりで。