Evernoteのノートタイトルは適当に書いてしまいがちですが、それはあまりオススメできません。ノートのタイトルは、ちゃんと考えて付けたほうが、後々助けられる場面は多くなります。
では、どういう時にタイトルは役に立つのか。そして、じゃあタイトルはどんな内容にしたらいいのだろうか。
今日はそんな、Evernoteのタイトルに関する話を少ししましょう。
ノートのタイトルが重要になる3つの場面
ノートのタイトルが重要な理由を端的に言うなら、適当な名前を付けておくと、それだけ目的のノートが探しにくくなるからです。
では、ノートのタイトルはどんな場面で活躍しているのか。それは大きく3つの場面が考えられます。
1. 検索結果の一覧画面
まず最初に、当然のことながら、検索結果の一覧画面で活躍します。
この時に表示されるタイトルの文字数は非常に限られています。
Macアプリの場合、カードビューで全角19文字程度。サマリービューなら調整もできますが、それでもだいたい全角20文字前後になります。iPhoneアプリの場合は、カードビューで全角19文字、サマリービューで全角29文字でした。
なので、余計な文字を入れて置けるほどの余裕がない。つまり、簡潔明瞭にそのノートの中身を予想できるタイトルでなければ意味がありません。
2. ノートリンクを作成した時
次に「ノートリンク」を作成した時には、タイトルが非常に大事になります。
Evernote内のノートの中に、他のノートへのリンクを貼り付ける「ノートリンク」。リンクを取得したいノートで右クリックしたメニューの中に項目があります。
この「ノートリンクをコピー」を選択して、他のノートに貼り付ければ、それだけでノート間の移動が非常に楽になります。
しかし、貼り付けたノートリンクのテキストは、そのノートのタイトルになります。従って、適当なノートのタイトルを付けてしまうと、リンク先が想像しにくくなってしまうんです。
3. 目次ノートを作成した時
ノートリンクの応用として、目次ノートの作成があります。
複数のノートを選択すると、「目次ノートを作成」というボタンが表示される。これをクリックすると、選択したノートへのリンクが一覧となった「目次ノート」が作成されます。
しかし先ほど話した通り、ノートリンクにはタイトルが表示されます。つまり、目次ノートも、そのノートのタイトルが一覧となって表示されます。
ノートのタイトルを適当に付けてしまうと、それぞれのノートの内容がタイトルで判別することができず、目次ノートを作った意味が全くなくなってしまうのです。
このように、ノートのタイトルを適当に付けても、良いことなんてありません。タイトルはちゃんと考えて付けたいものです。
じゃあどんなタイトルを付けたらいいのか。それについてもお話ししましょう。
良いノートタイトルの付け方
タイトルで大切なのは「文字数が少なくて、第三者が見ても分かる内容」なのがベストです。
従って、以下の点に気をつけると良いと思います。
日付は重要ではない
タイトルに日付を記入する人も多いかと思います。ですが、これはあまり重要ではありません。
ノートが持つ情報としては非常に重要です。しかし、ノートの作成日と更新日は、ノートを見れば分かる。一覧で表示されたときに見える必要はないんです。
余計な文字数でノートの内容がわからなくなるのは避けたいので、日付を入れることは無駄だと言えるでしょう。
第三者が分かるほど具体的に
「未来の自分は赤の他人」という言葉があるように、自分へのメモを残すなら第三者が読んでも分かるようにしておかなければ意味がありません。
ノートのタイトルも同じ。未来の自分がいつ必要になるかも分からない情報ですから、赤の他人でも分かるようなタイトルを付けておくことをオススメします。
固有名詞や限定的な名詞は有効
具体的なタイトルを付ける際に、非常に重要なのが固有名詞です。例えば「Evernote」「WordPress」などなど。
自分がEvernote内のノートを検索した時の事を思い返してみてください。多くの検索では、何か関連した固有の名詞で検索をかけるかと思います。
つまり、ノートタイトルを一覧で眺めた時に、今の自分に関係がありそうだろうか。その判断を一瞬で行えるのは、そのキーワードが含まれているかどうかです。
曖昧な単語を並べるのではなく、特定できる名詞を含めておいた方が良いでしょう。
あとがき
ただ、こういうのって小さいことの積み重ねで、最近になって一覧性の悪さが目立ってきたのです。
なので最近は少し意識をして「分かりやすいタイトル作り」に励んでいます。流石に過去のノートを編集しようとは思いませんけど。
それでは、今日はこの辺りで。