無料アカウントで利用できるiCloudの容量は5GB。バックアップ対象に動画やLINEのデータを含めてしまうと、あっという間に上限を超えてしまいます。
上限を超えてしまうと、iPhoneのバックアップを取ることができません。これを解消するには、バックアップの対象となるデータを減らすか、iCloudの有料プランへの契約が必要になります。
しかし、もしあなたが「機種変更をするために、一時的にiPhoneのバックアップを取りたいだけ」というのであれば、特に対策は不要です。
Appleは、旧iPhoneから新iPhoneへのデータ移行を目的としたバックアップであれば、一時的に、iCloudの容量上限を無視してバックアップを取らせてくれるのです。
機種変更ならデータ無制限にバックアップが取れる
iPhoneの設定アプリを開いたら、「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」をタップ。「新しいiPhoneの準備」の画面になったら「開始」をタップします。
iCloud ストレージが容量不足の場合は、無料で追加の iCloud ストレージを利用できるというメッセージが表示されますので、「続ける」をタップします。
これならiPhone内にどれだけ写真や動画のデータが入っていても安心ですね。
ただし注意点もあります。
これはあくまで「一時的なバックアップ」ですので、保持しておける期間が決まっています。21日間で自動削除となりますので、速やかに引越し作業を完了させましょう。
公式サイトは以下のリンクとなります。細かな仕様が気になる方は参照してください。
参考:新しい iPhone や iPad の購入時に iCloud ストレージを一時利用する - Apple サポート (日本)