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天下一品理論から学ぶ!10人に1人が役立つ記事を書くとエッジが立つ

天下一品。こってり濃厚なスープが特徴のラーメンで、一度食べたら一ヶ月は見たくない。けれども、時折無性に食べたくなるラーメンです。

そんなクセのあるラーメンですから、人に勧めると賛否両論となります。いや、多くの方は「ちょっと無理」と言ってしまうかもしれません。

ですがそれは、天下一品の思想に合致しているのです。

「10人中9人がまずいというラーメンでも、10人中1人が必ずおいしいと言ってくれるなら経営は成り立つ」これが天下一品における思想です。

では、ブログ運用はどうでしょうか。

多くの人に読んでもらいたい結果……

情報が溢れている世の中で、自分のブログを読んでもらうことは非常に難儀なことです。スーッと流されて、誰の目にも触れられず、ただただ消えゆく記事たち。

しかし書き手は多くの人に読んでもらいたいと必死になって、多くのターゲットを惹きつけようと努力します。

その結果、当たり障りのない記事を書いてしまう。100人に向けた記事を書いてしまう。

そしてまた、誰の目にも止まらず、海の藻屑と消えていってしまう。

印象を与えられる記事を書く

多くの人に向けた記事は、結局誰にも読まれずに終わってしまうものです。しかし逆に、たった1人のために書いた記事は、得てして多くの反響を頂ける。

それは、良し悪しは別にして、人の印象に残るからです。

例えば冒頭のラーメンの場合。友人が私に「美味しいオススメのラーメンない?」と聞いてきたら、どんなラーメンを勧めると思いますか?

なんの印象にも残っていない、無難な醤油ラーメンを私は勧められません。だって私は、きっと思い出すことができないから。

逆にその友人の好みがこってり系のラーメンだと知っていたら、天下一品を思い出して、話題にすることができるでしょう。

ブログでも、多かれ少なかれ、こうした事が起こります。

口コミという形態が、今はTwitterなどのSNSに取って代わっていますが、ベースは同じ。むしろ昔より、人は誰かに伝えたがっています。

でも、印象にも残っていないものを人には勧められないんです。感想も意見もないものは、どうやっても人に紹介できないんです。

それは意外と難しい

では、エッジを立てた記事を書けばいいのか。それは存外難しいことなのです。

単に批判や反論を書けばいいわけではありません。下手をすると、ただただ人の反感を買うような文章になって、人を不快にしてしまう。

自分の意見を持って発言するというのは、長い訓練を経てようやく手に入れることができる。そんな気がしています。イケダハヤトさんやちきりんさんのような文章は、一朝一夕で書けるわけではない。

かくいう私も、三年程ブログを書いてきましたが、未だに自分の意見をコンテンツとしてまとめ上げるのが苦手です。なんとも、取り止めのない文章になってしまいがちで……。

だから私は1人に向けて書く

でも、私はそれでも良いと思っています。

私は、自分の文章にエッジを立てようとも、何か人と違う面白さを出そうと思っていません。OZPAさんのような笑いのセンスもありませんからね。

でも、1人に向けて書こうという意識だけは常に持っています。

「たった1人にでも愛されるラーメン」は作れないので、「あなた1人に喜んでもらえるラーメン」を作っています。

超ニッチで回りくどいEvernoteの小技でも、あなた1人に喜んでもらえるなら、それで本望。そういう気概で書いているんです。

これもまた難しいんですけどね。でも、意識一つで文章は全然違うものになるんですよ。不思議なものです。

あとがき

今でも羨ましいと思っています。私は昔からOZPAさんの文章が好きで、憧れています。

彼のコンテンツは読んだ人を笑顔にしてくれる。そんな記事を私も書きたいと思って、どうしたらいいのかと真剣に頭を悩ませていた時期もありました。

でも、私には私のやり方があるし、向き不向きもある。無理して笑いを狙っても、冷ややかな笑いを誘うぐらいしか私にはできませんからw

それでは、今日はこの辺りで。





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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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