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現役出版担当者に聞いた!出版のチャンスを掴む5つの必須事項

ブログを書いていれば、一度は憧れる「出版」の夢。私は非常に運が良く、この機会を手に入れることができました。

しかし、運が良いだけでは夢は掴めない。夢を叶えるためには、そのチャンスを掴むための「準備」をしておくことが大切である。私の出版を担当してくださった編集担当者は言いました。

その担当者いわく、実は「出版の声をかけようと思う人、思わない人に明確な違いがある」とのことなのです。「声をかけるかどうかは、縁だと思う。しかし、声をかけない決まってる人もいるんですよ」そう話して下さいました。

そこで今回は、私の執筆に携わってくれた担当者の方の話をまとめて、本の執筆のチャンスを掴むためにできる準備をご紹介します。

1.連絡先がわかる

まず、意外と大切なのが連絡先があるかどうか。これが結構重要なんです。それも、メールアドレスがあるかどうか。これが重要です。

いざ声をかけようと思ったのに、コンタクトが取れる連絡先がない。こういう場合は諦めてしまうそうです。

FacebookやTwitterのアカウントを用意している方もいらっしゃいますが、これでもダメ。「絶対にこの人に声をかけたい!」と決意している場合は別ですが、基本的にSNSではあまり声をかけない。

加えて、「何が何でも書いてもらいたい」と最初から思える人はほとんどいないんだそうです。気軽に声をかけてもらえる準備は、ちゃんとしておきましょう。

2.住所がわかる

あと、プロフィールの中で意外と重要なのが住所です。

もちろん、細かい住所はいりません。しかし、東京や大阪など、大まかなエリアは記載しておいてもらいたいとの事。

企画の話を持ちかけるときは、やはり一度は会って話がしたい。そんなとき「北海道に住んでいます」では、やはり声はかけづらいのだそうです。

3.一つのテーマを深堀りしている

その担当者の方が執筆者を探すときは、既に手元に何か企画を持っていて、その条件に合致するような人を探すのだそう。

例えば私に声がかかったのは、そもそもその担当者の方が「Evernoteで本を出版したい」と思っていたから。そこで初めてGoogleで検索をかけ、この条件に合いそうな人を探したんだそうです。

私の場合、出版社の方のニーズと私のブログテーマが合致したので、声をかけて頂けました。

それは偏に、私がEvernoteに関する記事を書き続け、Evernoteへの深いこだわりがあることをアピールできたのが要因です。

4.質の高い記事を書き続けている

自分の持っている企画があり、それに適合しそうな人を探す作業。これが、出版社の担当者が行っている発掘作業です。

そこで聞いてみました。Googleで検索した結果、何ページ分ぐらいまで見るのかと。すると、

「20ページ分ぐらい読むよ。検索の上位に出てくるような人は、すでに何かしらの本を書いているケースが多い。検索の上位にいなくたって、質の高い面白い記事を書いている人は大勢いる。そういう人を見つけたいんだ」

そう仰りました。

つまり、人気記事が必要なわけでもなく、SEO対策をバッチリやれば良いわけでもありません。一途に質の高い記事を書き続けることが最も重要だと、その担当者の方は言って下さいました。

5.更新されている

当然ながら、そのブログが更新されているかどうかも重要です。

「あっ!この人の記事面白いな!この人にお願いしようかな!」と思ったら、最後の更新が半年前だったとします。すると、「今はもうこんな記事は書けないかもしれないな」と思われてしまう。

自分の能力や知識レベルを誇示するためには、絶えずアピールをし続ける必要があります。歩みを止めてはいけません。記事を書くことで、自分ができる事を証明し続ける必要があります。

後はひたすら『縁』だと言う

今回の話は、私の担当をしてくださった方のお話です。もちろん全ての出版社・全ての担当者に合致する内容ではない事はご理解ください。

しかし、その担当者の方は何度も言いました。「最終的には『縁』があるかないかだ」と。

どういうキッカケで、どういう経緯で、声をかけて頂けるかは分かりません。狙ってできることではないし、狙いすぎると逆にいやらしい。

では、一ブロガーができることは何か。それは、その『縁』を紡ぐための準備をしておく事と、ただ真面目に一途にブログを書き続けることだと、そう思うのです。

人の目に惑わされず、ただ自分を突き進める。これが、出版に最も近い道なのかもしれません。




▼今回私が出版することになった、Evernote本はコチラ▼



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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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