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せめてウェブクリップにはハイライトを入れた方が良い3つの理由 [Evernote]

気になったページはとりあえずEvernoteへ放り込む。そうやって溜め込んだウェブクリップノートブックは、いつの間にかゴミ箱のような扱いに…。Evernoteあるあるの一つですね。

私も、いつ役に立つのか分からないから、とりあえずクリップしてます。これがブログの種になるので、一概に無駄とは言えないのが、また困った所。いつ・どこで役に立つか分からないので、捨てに捨てきれないウェブクリップ達。

そんなウェブクリップ達を無駄にしないために、色んな方法が思いつきます。タグの管理もそうですし、クリップしたページには必ずコメントを残すようにするのも一つの手段です。

あともう1つ私の方から提案があるとすれば、ハイライトを付けるのはいかがでしょうか。

Clearly Lightly  ウェブクリップにハイライトを付ける 001

ハイライトにはどんな効果があるのか

ハイライトは、ウェブクリップしたページの特定のテキストに、色を付けるテクニックです。方法は後述しますが、これの良さは "際立たせる" ことにあります。当たり前な話ですけれどね。

スポットライトを当てると、そこに視線が集まります。真っ白な白紙に小さな黒い点が一つあれば、そこに集中します。

それと同じように、白地に黒いテキストが並んでいる中では、ハイライトが付いているだけで注目の度合いが違います。

素早くページをスクロールしていても、決して見逃しません。それほど「異物」が入るのは注目を集めるのです。


ハイライトをつけるべき3つの理由

では、何故ウェブクリップにハイライトをつけるべきなのでしょうか。特定のテキストに注目を集める必要があるのでしょうか。

それについては、大きく3つの理由があります。

重要なキーワードを埋もれさせない

まず、本文中のキーワードを浮き上がらせるためです。

長い文章の中でも、一つの記事には一つのメッセージがあります。会心の一文がそこにはあり、全てを言い表すほどの力があります。

その、文字通りキーとなるワードを、瞬時に取り出せるようにするのが、ハイライトを付ける一つ目の理由です。

初めて読んだ時と同じ時間をかけない

これに伴い、キーワードを抜き出すことは、時間の大幅な節約になり得ます。

古いウェブクリップを見返す時、頭から尻尾までを隅々まで読んではいませんか?一度読んだページのはずなのに、またも同じだけの時間をかけて読んでいる。そして、内容の理解に同じだけの時間をかけている。

これでは勿体無い。同じ物を二回目・三回目に読むのであれば、以前よりもスピーディーに内容を理解できなければいけません。

ハイライトがあると、メリハリが効きます。見逃してはいけないクリティカルな文章が明確なので、初心とは違うスピードで読めるのです。

自分がクリップした理由の道標

最後に、ハイライトを付けておくと、その時の自分が何を気にしていたかが分かります。

過去の自分が、何故このページをクリップしたのか。その理由は、ハイライトを辿ることで見えてきます。

そうすると、要点が掴みやすいだけでなく、今の自分との変化に気がつけます。

今の自分が、過去の自分と違う部分に共感を受けている。それを感じ取れるのは、過去の自分の軌跡が残っている時に限るんです。


ハイライトをつけながらウェブクリップする方法

では、どうやってハイライトをつけながらウェブクリップをするのか。その方法を、パソコン版とiPhone版の二つ、ご紹介します。

パソコン:Clearly

パソコンからハイライト付きのウェブクリップをするなら、ブラウザアドオンの「Clearly」が便利です。

Evernote Clearly | Evernote

Clearlyは、余計なフォーマットを全て削除して、本文だけを抜き出してくれるウェブクリップツール。クリップしたいページで起動するだけの簡単操作です。

そして、起動した後に、自分が気になったテキストを選択。その後、ハイライトボタンを押すだけで、選択したテキストにハイライトが付きます。

Clearlyの使い方1 1
Clearlyの使い方2

iPhone:Lightly

iPhoneでハイライト付きウェブクリップをするなら「Lightly」が適役です。

Lightly Lightly
価格: ¥300
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
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こちらも使い方は非常に簡単。iPhoneのSafariを開いて、ハイライトしたい部分を選択。そしてコピーします。

Lightlyの使い方1

そのままSafariを終了し、アプリ「Lightly」を起動。すると、コピーした部分をハイライトした状態で、該当するページをウェブクリップしてくれます。

Lightlyの使い方2

一度アプリを起動すると、しばらくは効力が続きます。つまり、改めてSafariを開いてページ内のテキストをコピーをすると、コピーした端からウェブクリップをしてくれます。

ウェブサーフィンをし、気になったらコピー。これだけでウェブクリップが出来てしまう、非常に効率的なアプリなんです。


あとがき

ほんの少しの手間を加えるだけで、後々の自分に役立てられる。今の十秒を犠牲にするだけで、後の一分を手に入れられます。

未来の自分のために、今の自分ができることを考えてみましょう。

もしかしたら、ハイライトを付けるだけが最善策ではないかもしれません。いや、きっとそうでしょう。他にも色々方法はあるはずです。

ですが、面倒を最大限省きつつ、未来に役立つウェブクリップをするのであれば、ハイライトぐらいは付けてクリップした方が良いでしょう。

それでは、今日はこのあたりで。




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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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