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Webディレクター兼ライターが2020年に買ってよかった仕事道具ベスト13

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Webディレクターであり、ブログを中心としたライター活動をしている筆者が、2020年に買ってよかったものをまとめてみた。全部で13個になる。

2020年は新型コロナウイルスの関係で、仕事環境の変化や、仕事のやりかた自体の変化を求められた人も多いかと思う。私も、ほとんど出社せずに、自宅での仕事が "当たり前" になった。

そうなると、2020年に買ったものも、自ずと「住環境・仕事環境を整えるためのもの」が中心となっている。ぜ

すべてが参考にならずとも、ご自身の生活に取り込めそうなものを "つまみ食い" する感覚で見てもらえたら嬉しいなぁと思うわけです。

MacBook Air 2020:Apple M1 チップ搭載モデル

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以前使っていたのが2014年製のMacBook Pro 15インチ。すでに6年ぐらい使いこんでいて、「そろそろ買い替えどきだなぁ」とやんわり考えていたところに、MacBook Air M1 リリースのお知らせが舞い降りてきた。

買うべきか否か、かなり悩んだけれども、結果として良い買い物だったと満足している。

買った人はあまり声を大にして言わないけれど、完全無欠・最強無敵のマシン!ってわけじゃあない。

Zoom会議で画面共有しながらXDを編集しつつ、Chromeのタブを10個開いて、ついでにSlackも開いていたら、やっぱりマシンの動きは鈍くなる。そういうものだ。

しかし「MacBook Air」とは思えないほどパワフルだというのは間違いない。MacBook Pro から Air への実質的なランクダウンだが、性能差を感じさせないほどスムーズに動いてくれる。

なにより嬉しいのは、その軽さと、バッテリーの持ちの良さだ。

今までは、カフェで仕事をするとなると、充電ケーブルを持ち歩く必要があったし、コンセントのある場所じゃないと安心して仕事ができないほど、バッテリーの減りの早さには頭を抱えていた。

それが MacBook Air M1 だと、なんと素晴らしいことか!バッテリーの心配など一切不要。朝から晩まで仕事をしていても充電が切れないんだから、本当に驚かされる。

このご時世、家での仕事機会が多いのは事実だけれど、それでもやっぱり外出先で仕事をすることもまだまだ多い。むしろ家の中で息詰まったときに、リフレッシュしたくて外に出ることも珍しくない。

そんなときに、こいつひとつを抱えて、ふらふらと喫茶店でコーヒーを飲みながら仕事ができるなんて、最高じゃないか。

iPhone12 Pro Max

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iPhone12 シリーズの中で、私は「iPhone12 Pro Max」を選んだ。これも良い買い物だったなぁとつくづく思う逸品である。

理由は明快。写真と動画だ。この2つが異常なまでにキレイなので、日々のちょっとした撮影が楽しくて仕方がないのだ。

特に動画の手ブレ補正がエグいほど高性能。手で持って撮影しているだけで、画面の揺れが驚くほど軽減される。ジンバルを使わなくても、そこそこ絵になるムービーが撮れてしまうほどの、魔法のマシンだ。

私は一眼レフを持たない主義。「良いカメラ」を持つよりも、手元にある「そこそこのカメラ」で、より多くのシャッターを押すことが大切だと思っている。特に家族写真なんかはね。日常のワンシーンを切り取るのに、本格的な一眼レフは "やりすぎ" なんだ。

だから私は、iPhoneはできるだけ「良いiPhone」を買うようにしている。そして今回の「iPhone12 Pro Max」は、当たり前ではあるけれど、歴代で最高のパフォーマンスと感動を私にくれたよ。

逆に、写真と動画にそこまで魅力を感じない人にとっては、iPhone12 Pro Maxの魅力ってほとんどないと思うよ。正直な話ね。無理してこんなバカでかいデバイスを持ち歩かなくったって良いよ。

iFace First Class Standard

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iPhoneついでにケースの話でもひとつ。iPhoneケースは現在、iFaceを愛用している。真ん中にある "くびれ" が特徴のケースだ。

iPhoneの美しいフォルムを完全に殺してはいるが、落下防止対策としての性能はピカイチ。背面や側面に、衝撃吸収用のハニカム構造が施されていて、どの面から落ちても安心な設計となっている。

これに、グリップとなるリングを背面に貼り付ければ完璧。もうiPhoneの見る影もないが、それでも良い。長く大切に使おうと思ったら、こういう形に落ち着いたのだ。

もちろん過剰評価できるものではないけれど、裸で持ち歩くより全然いい。14万円という、そこらへんのPCよりも断然お高いiPhoneを、もう裸で持ち歩こうなんて気はおきないよ。怖すぎる。

AEROPEX(骨伝導ヘッドホン)

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今までの音楽体験をごっそり覆すほどの衝撃だった一品!日常生活の中でもっとも自然な形で「音」を取り込めるデバイスが、この骨伝導ヘッドホン「AEROPEX」だ。

特に、リモートワークが主体で、家での仕事が増えた昨今では、耳を塞がない骨伝導スタイルには本当に助かっているんだ。

家で仕事をしていれば、当然、家族は普通に話しかけてくるものです。それ以外にも、宅配のインターホンの音、お湯の沸く音、娘からのヘルプの声、などなど。

日常の中で、聞き逃してはいけない音が山ほどある。仕事場であれば、自分のことだけに集中すればいいけど、家の中ではそうはいかない。耳をふさいで、自分の世界に浸っている場合ではないんだ。

骨伝導式ヘッドホン「AEROPEX」なら、iPhoneやMacからの音を頭の中に直接流しながらも、外部からの音を耳からしっかり聞きとれる。

これこそ、今の時代に最適な「家で使うのに最適なオーディオデバイス」である。断言できるよ。それほど便利。

BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700

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骨伝導式とは逆に、自分の世界に集中したいときに重宝するのが、ノイズキャンセリングヘッドホン「BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700」だ。

外部の音を一切遮断して、無音状態、あるいは音楽だけを響かせてくれる。これひとつあれば、「少しにぎやかな喫茶店」が「早朝5時の公園」ぐらいの静けさになる。

そしてもう一つ重要な役割が「ビデオ通話」。外部の音を遮断してくれるので、人混みの中でもしっかりと会話ができる。オンラインミーティングが増えてきた昨今では、特に活躍の場が増えてきた。

音質についても申し分ない。そこは世界のBOSE。間違いない品質で、私自身は不満を感じたことがない。

音楽を楽しみたい人にとってはもちろんだが、自分世界に没入したいと人にとってもおすすめしたい。そんなヘッドホンだ。

プロメテウスモニター 15.6インチ

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超薄型のモバイルモニター「プロメテウスモニター」も、このリモート下で本当に助けられたガジェットだった。

MacBook Air の13インチの画面だと、仕事をするのに少しスペースが足りない。XDなどの作業スペースで一杯になってしまって、その他の情報を参照する余裕がなくなってしまうのだ。

プレメテウスモニターでディスプレイ範囲を拡張させれば、MacBook Air でもかなり余裕をもって仕事ができる。

「じゃあ普通に外部モニター買えばいいじゃん」というところだが、そこは薄型・軽量なモバイル型でなくてはならない理由がある。

私は家に「自分の仕事用デスク」というものが存在しない。

仕事に取り掛かるたびに机と椅子を出して、パソコンを置いて、マウスとキーボードを接続し、外部ディスプレイを繋いで……というセッティングの時間が毎回発生する。

したがって、使わないときはどこかに収納しておく必要がある。しかし、自分のものを入れておける場所には限りがある。そんな環境では、据え置きの外部ディスプレイなんて置いて置けないのだ。

だからこそ、持ち運びに便利で、小型・軽量なモバイルディスプレイが活躍する。特にプロメテウスモニターは超薄型で、本と一緒に立て掛けておけばOK。かなりコンパクトで省スペースな点が気に入っている。

Happy Hacking Keyboard Professional 日本語配列 墨

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キーボードを新調した。今まではFilcoのMajestouch MINILA Airというメカニカルキーボードを愛用していたのだけれど、2020年から「Happy Hacking Keyboard」に乗り換えた。

これは、界隈の人から絶大な人気を呼んでいる静電容量無接点方式のキーボードで「その打ち心地の良さが最高だ!」と評判なのだ。

「みんなよく言い過ぎだろう」と思っていたのだが、実際使ってみてわかった。なぜ口を揃えて「HHKBサイコー」と言っているのか。

無駄な印字のないシックでマットなデザイン。指先に感じる弾むような打感。キーボードから流れてくるタイピング音。

五感すべてが満足するキーボードなんだ。舐めてはないけど、きっと味も悪くないだろう。

一度触ってしまうと、もう戻れない気持ちよさがある。他のキーボードを打っている時間がなんともつまらなく感じるほどに、快感なんだ。

ただ、お値段もなかなかハッピー極まっていて、いまリリースされている最新モデルだと3万円を超えてくる。

私は最新モデルではなく、ちょっと型落ちしたものを1.5万円ほどで購入した。それでも十分だと感じているし、実際めちゃくちゃ打ち心地がいい。

ちなみに、最新モデルは「静音式」×「ワイヤレス」が特徴。違いはそれだけ。HHKBの骨子の部分については、過去のモデルでも何も変わらないので、型落ち品でも全然現役で戦える。

むしろ私が買った有線キーボードのほうがヘタりづらいだろうと考えて、あえて有線モデルを買ったのだ。貯金が足りなかったわけでは決してない。

ロジクール トラックボール型マウス M575S

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私がいま使っているのが、トラックボール型のマウス。Logicoolが最近、新しくリリースした「M575S」という機種だ。

トラックボール型とは、マウスの表側にボールが付いているタイプで。このボールを転がすことでマウスカーソルを動かす。指で転がしている瞬間がなんとも心地よくて、個人的に好きなのだ。

好みの問題だけでなく、メリットももちろんある。

まず省スペースであること。トラックボール型の場合、マウスの置き場所は固定されていて、動かすのは指先だけ。なので、狭い机の上でもOK。マウスを置く場所さえ確保できれば、縦横無尽にカーソルを動かせる。

もうひとつは腕や肩への負担が少ないこと。一般的なマウスだと肩こりや手首の痛みを感じる人がいるが、それはマウスをこまめに動かす必要があるためだ。トラックボール型は指先だけの操作なので、体への負担も少なくて済む。

前述したとおり、私は仕事用のデスクを持っていない。折りたたみ式のテーブルが仕事机になるのだが、そのスペースは限られる。Macとモニターを置いたら、それで結構いっぱいなのだ。

マウスを右に左に動かせるほどの余裕がない。なのでマウスを動かさないでも使えるトラックボール型が、私には似合っていると、そういうわけなのだ。

特に「M575S」というマウスは、その大きさが良い。手の平にすっぽりおさまって、手を乗せたときのフィット感が良い。

トラックボールのスムーズさも心地よい。親指の力はほとんど必要なく、軽い力でカースルを右から左に移動させられる。

トラックボールを初めて使うときは、その違和感を払拭するのに時間がかかるかもしれないが、そこまで大変なものでもない。3日間ぐらい使い続ければ慣れるので、気になる方はぜひトライしてみてもらいたい。

スマートウォッチ:Xiaomi Miband 5

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コストパフォーマンスが最高だと称される、Xiaomiシャオミの「Miband 5」。ひとつ前の「Miband 4」を愛用していたので、そのグレードアップだ。

XiaomiシャオミのMibandは本当に良い。スマートウォッチでやりたいと思っていたことが、だいたいこれで解決する。

それでいて価格が5,000円を切るのだから驚きだ。「ちょっとスマートウォッチに興味はあるけど、Apple Watchほどの高価なものを買うほどじゃない」という人に、私はおすすめして渡り歩いている。

個人的な感想だが、正直、なぜ数万円もするApple Watchをみんなが欲しがるのかが、ちょっとわからないのだ。

通知を確認して、運動の計測をして、アラームを鳴らして、音楽の操作をして、睡眠管理をする。そんな使い方で十分満足できそうなら、XiaomiシャオミのMibandで事は足りるよ。

モダンデコ:電気ケトル

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今までヤカンを使ってお湯を沸かしていたのだけれど、なんで早くこの電気ケトルを買わなかったのかと。そう思うほど、生活が一変するね、これ。

「お湯がほしいな」って、思ったそのときに、すぐにお湯を用意できることが素晴らしい。

私は普段から白湯を飲むようにしているのだけれど、飲みたいときに飲める、ただこれだけが嬉しかった。1分待つだけで良いんだから、ホントすごいよ。今まではヤカンが沸くのを待っていたからね。

私が買った電気ケトルは、ほとんどデザインで選んだ。表面がマットな質感だから、汚れても目立たないし、掃除も簡単だと思って、これを選んだ。もちろん後悔はないし、毎日大活躍だ。

もしこだわりたい人は、もう少しお金を出して「転倒時の漏れ出し防止」や「外面が熱くならない」「保温」といった追加機能を検討してもいいだろう。

象印 加湿器 EE-RQ35

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2020年はあまり家電を増やさないようにしていたのだが、唯一購入したのが、この加湿器だ。家の中にいる時間も多くなったことで、冬の乾燥対策を本格的に検討したのだった。

購入したのが、魔法瓶・電気ポットでもお馴染みの、あの象印の加湿器。そもそも象印が加湿器を開発していること自体に驚きだが、そのデザインもまたウィットに富んでいる。

見た目が、まんま電気ポットなのである。家電量販店に並んでいたら、「加湿器なんですよ」と説明を受けない限り、きっと誰も加湿器だとは信じられないだろう。

だがしかし性能はピカイチ。特に「手入れやメンテンナンスにかかる手間がほとんど不要」という点においては、他の加湿器と一線を画している。

いろいろな製品を見て回ったなかでこれを選んだのは、なんにせよ手間がいらないところに惹かれたからだった。

折りたたみ式のデスク・イス

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「ちゃぶ台的なものにバランスボール」とか「棚の上にパソコンを置いてスタンディングスタイル」なんて感じで、だましだまし家で仕事をしていた。しかしそれも限界!やはり椅子と机は欲しい!

ということで買ったのがコレ。何の変哲もない、ただの木製のデスクとチェアーだ。

折りたたみ式になっているので、収納には便利。なんどもいうけど、私のデスクを常設できるほど家が広くないので、仕事をするたびに片付けなければならない。「折りたためる」というのは、デスクとイスを選ぶ上で必須条件だった。

それ以外は、特別なにか多くを語るような点もない、いたってオーソドックスで面白みもない一品だ。

ただまぁ、だからこそ、長く使っていても飽きないし、「なんかわかんないけど気に入らない」といったマイナスな感情を抱くこともない。フラットな気持ちで付き合えるともいえる。

強いて言えば、天然木が使われているので、その暖かみを常に感じられるのは良い。金属の冷たい感じは個人的に好きではなく、こういう自然由来のもののほうが、肌に触れていたいと思える。

PockeTool2.0:超軽量カード型マルチツール 30in1

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男のロマンを詰め込んだもの。それはマルチツール。なにに使うわけでもないのに「なんかのときに使いかもしれない」と、ついつい一つは持っておきたくなってしまう。

ポケツール2.0は、超小型のカード型マルチツール。ひとつで30もの役割を担ってくれる。ナイフ・ノコギリ・ワイヤーカッター・ドライバー・栓抜きなど、災害時などでも活躍できるツールが揃っているのが心強い。

特にナイフやワイヤーカッターが非常にタフで、ガッチリしているのが気に入っている。小型のマルチツールについているナイフには、爪楊枝すら切れそうにないものも少なくないけど、これはかなり信頼できる。

まだ一般販売はされておらず、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて販売されている。興味のある方はぜひ支援してみてはどうだろう!

まとめ

2020年は「リモートワーク・自宅仕事へのシフト」が課題で、いかに快適な仕事環境を作るかがカギとなったかな。これがベストな状態かどうか、まだ模索が続くけれど、現時点でも結構満足しているのだ。

特に「AEROPEX」と「Happy Hacking Keyboard」の2つが、個人的には大きな変化のタネになってくれたかなぁと実感。一緒にいる時間が長い道具ほど、こだわりを持って所持するべきなのだと痛感している。

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  • この記事を書いた人

ばんか

Webディレクターとしてサラリーマンをやりつつ、個人でブログや執筆活動をするパラレルキャリアを実施中。 ITツールを日常で活かす方法を広く伝え歩くことをミッションとした「ITツールエバンジェリスト」です。AllAboutやYahooクリエイターズプログラムでも活動中。

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